東大受験を最後まで頑張れたのは入りたい理由が20個あったから。心が折れないためにやっていた工夫とは
東大に入りたかった理由
35歳の誕生日に、突然東京大学を受験することを決めたさんきゅう倉田。代官山のレストランで野菜のテリーヌを食べながら、当時の恋人に報告した。
人生初めての受験勉強はおそらく過酷であるから、諦めない理由が必要だ。それも1つ、2つでは頼りない。多ければ多いほどいい。
例えば、「東大に入って勉強したい」という理由だけでは、勉強がストレスになったときに、「まあ、東大に入らなくても、本や論文で好きなだけ勉強できるからいいや」と諦めてしまうかもしれない。
「東大を経由して就職することで、高い賃金を得たい」という理由であれば、収入の増加によって受験などどうでもよくなってしまうかもしれない。
実際には、東大でしか得られない学びというものが無数にあって、在野で学べることは限られている。半強制的に履修した興味のない授業で、素晴らしい学びと出会うのが大学の良さであるし、友人たちとの会話の中には学問的学びだけでなく、思考のフレームワークや差別・偏見についての考え、それまで存在すら気づかなかったマイノリティの苦悩など様々な知識が得られる。
ここにコミュニティの中で勉強する良さがある。
筆者が東大を目指した理由には、当時の恋人のためにもう1段階上に行きたかった、テレビ東京の「家、ついて行ってイイですか?」に出たい、自分の能力を試してみたいなどがあって、それぞれ重みが異なる。
そして、初めから20個あったわけではなく、少しずつ増えていった。ときには消えることもあり、重みが増減することもあり、折り重なるそれらの理由が存在しことで正気を保てていたと感じる。
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