銀行預金が無意味になるかも?10年後に損しない40代のお金知識
将来は、銀行がいらなくなるかも?
これらの変化の先には、どのような未来があるのでしょう。実は、銀行不用説がささやかれているのです。
ATM手数料が高くなるのは、設備にコストがかかることも原因のひとつ。最近は手数料が高くなるだけではなく、ATM自体が少なくなる方向です。三菱UFJ銀行と三井住友銀行は、今後ATMを共用できるように実証事件を始めます。
ATMが少なくなったら不便なようですが、それも現金の出し入れをする必要があるからです。しかし、現金ではなくクレジットカードやデビットカードで支払うなら現金は不要。ATMを利用するシーンが減ってきているのです。
しかし、お店での支払いにはカードを使うことができても、お友達と割り勘にしたり、会費などの集金があったりした場合には、まだまだ現金が主流です。
そんな時でも、Apple PayやLINE Payで送金すればキャッシュレスでお金のやりとりができます。しかも、手数料は無料。記録が残るので、払ったかどうかのトラブルも避けられます。
友達同士のカジュアルなやりとりに、わざわざ口座番号を聞くのは野暮というもの。LINEのアカウントがあれば送金できるシステムは、普及してくれば大変便利に使えそうです。
このように、金融機関の窓口やATMがなくても、日常生活に困らないようになってきています。加えて、全国的に人口減少が進んでいます。
そのため、平日5日間営業しても来店者は少ない上にコストがかさみ、金融機関の負担が大きくなってしまっているのです。
このような状況に対応するため、金融庁の規制が変更になりましたが、今後はさらに変化が進み、銀行の店舗営業はますます少なくなっていくのではないでしょうか。
金融業界は変化しています。これらの変化に今すぐ対応しないからといって、即座に銀行預金が無意味になったり、大きな損につながったりすることは少ないでしょう。
しかし、視野を広げて10年先を見据えた場合はそうとばかりも言えません。40代のために必要なマネー支度は、新しい金融サービスの流れに乗っていくことです。テクノロジーの進化は日進月歩。少しずつ取り入れて、豊かな10年後に備えましょう。
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ファイナンシャルプランナー(AFP)。36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー
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