心が折れそうなときに！千葉・安房小湊のうっとりサンセットビュー露天温泉

2018.07.01 TRAVEL

絶景やご当地グルメ、温泉など旅の楽しみは様々ですが、やはり宿選びは大きな決め手。ここに行けば間違いない！という“ほんとうに泊まりたい宿”をご案内します。第７回は千葉・安房小湊の温泉「浜辺の湯・浪漫の歌宿中屋」です。

この宿で絶対に楽しみたい魅力ベスト５

ベスト１　手作り感満載！あったかいもてなし

大型旅館やホテルとは異なる、小さな宿だからこその心からのもてなし、それを感じられるのがこの宿の最大の魅力！　エントランスには季節の花が活けられ、お香がかおり、ロビーの一角のフォトスポットコーナーにはスタッフが手作りした季節に合わせた飾りつけがされています。女将の中田淳子さんは「ひとりひとりのお客様が心から寛ぎ、我が家のようだと感じてもらいたい」と、全力投球。毎晩開催されるロビーでの演奏会をはじめ、早朝の散策ツアー、宿周辺の手作りマップなど、ゲストへのあたたかな思いを感じずにはいられません。心がへこんで折れそうなとき、女将の素敵な笑顔はどれほどの癒し効果か！　宿の皆さんが作り出す居心地の良さ、それを実感できる宿ってなかなかないんですよね。

女将の中田淳子さん

毎晩ロビーで開かれる演奏会。この日はユーフォニアム

手作りの宿周辺マップ

ベスト２　海とサンセット、静かなひととき

宿は外房・鴨川の城崎海岸沿いに建ちます。夏は目の前は海水浴場になり、敷地内にはガーデンプールも備わります。客室はもちろんオーシャンビュー。窓の外には大海原が広がり、夕刻、空が茜色に染まり始め、ゆっくりと夕陽が海の向こうに沈んでいきます。潮騒を聞きながら、何もせずに、ただただ、部屋で寛ぎながら景色を眺める…。この穏やかな時間のなんと心地よいこと！　毎日あくせくしていると、こんな素敵な夕景に心が解放されて涙が出そうになるくらいなんです。

大海原のサンセット

ベスト３　とろりと肌触りのいい、美肌の湯

東京から１泊旅行、伊豆？箱根？房総？　千葉って温泉がないからなあという理由で、房総を外してしまうことありませんか。近年は掘削技術が進み、房総も天然温泉の宿が増えています。こちらのお宿も平成14年に待望の温泉が敷地内で湧出。海を見ながらの湯浴みが楽しめます。泉質はナトリウム・塩化物‐硫酸塩‐炭酸水素塩泉。筋肉疲労に効く肌触りのいいお湯で、女性に嬉しいアルカリ性の美肌の温泉。湯上り後は肌しっとりです。大浴場、露天風呂、貸切露天風呂があり、さらに天然温泉の露天風呂付きの客室もあります。満天の星空に包まれる夜の露天風呂が私のお気に入りです。

海に面する露天風呂

ベスト4　当たり前だけど、もちろん海の幸

すぐ目の前で獲れた魚介類を美味しく食べさせてくれる、房総の宿だから当たり前かもしれませんが、やっぱり旨い！と唸ってしまう夕食。個室風の食事処でいただく料理は、素材の味をきちんと活かし、手間暇惜しまず最高の状態で供されたものばかり。例えば伊勢海老はお刺身と具足煮で、鮑は濃厚な肝の風味とともに、金目鯛は焼き物で。コースにより上総牛のステーキも。飽きさせないコースで大満足です。

お造り

鮑料理

伊勢海老具足煮

上総牛ステーキ

ベスト5　専用ラウンジ付きの特別フロア

客室でおすすめなのが、最上階「The　Ocean　Romantic星空の歌」。専用ラウンジ付きの特別フロアで、広々とした源泉露天風呂付きの和モダンの客室です。遮るものがない客室からの海の眺め、ゆったりと設えられたベッドやソファ、冷蔵庫内フリーで、アメニティには香り豊かなパリのコスメブランド・オムニサンスなどを揃えます。ここは断然パートナーとのんびりとした時間を過ごすべき！　まだ海水浴客のいない夏休み前、あるは9月以降の落ち着いた時期にぜひ。また寒い冬を逃れて温暖な房総を訪ねるのもおすすめです。