痩せたいなら「1500kcalは食べなきゃダメ」!炭水化物も甘いものも実はOK?筋肉が減り、太りやすくなるダイエットの致命的な誤解

減らしすぎは逆効果!1500 kcalを下回ると代謝が落ちて太る体に

1500kcal以下は体にとって緊急事態

1日の摂取カロリーを1500kcalに設定しているのには、理由があります。まず、女性の平均的な基礎代謝量(寝ているだけで使うエネルギー)は1100〜1300kcal。ここに、駅まで歩く、そうじをするなど、日常の動きで約300kcalが加わります。つまり、1500kcalは「生命維持+ふだんの生活」に必要な最低ラインなのです。

「摂取カロリーを減らすほど痩せる」と思いがちですが、それは誤解です。エネルギーが足りなくなると、体は生き延びるために基礎代謝量を下げ、省エネモードへシフトします。

このとき、体が真っ先に削るのは筋肉。筋肉はエネルギーをたくさん使うので、省エネモードの体にとっては維持コストが高いからです。一方、脂肪は、エネルギーの貯蔵室であり、体温を守る断熱材。非常時に備えて残そうとするため、食べないダイエットではなかなか落ちません。結果的に筋肉が減って基礎代謝がさらに下がり、痩せにくく太りやすい体へ一直線です。

ここで目指したいのは、ゴロゴロしていてもエネルギーを使ってくれる体。だからこそ痩せ方の学校では、まず1500kcalを下回らないように食べて、省エネモードに入れないことを最優先にしています。1500kcalは食べていい上限であり、食べなくてはいけない最低限のラインなのです。

 

筋肉は脂肪の3倍大食い

ゴロゴロ寝ているだけで筋肉は1kgあたり約13㎉、脂肪は1kgあたり4.5㎉のエネルギーを一日で消費するといわれます。ダイエット的には、よく代謝する筋肉はありがたい存在。でも、省エネモードに入った体にとってはエネルギーを使いすぎる厄介者。そのため、食べないダイエットでは脂肪より先に筋肉が削られます。

 

同じ-3kgでも見た目は大違い!

必要なカロリー分を食べて痩せた人は、筋肉を守りながら体脂肪を落としていくので、2〜3kgやせると「大分引き締まったな」と感じるはずです。一方カロリーが足りないまま痩せた場合、減ったのは筋肉や水分。そのため2〜3kg痩せても見た目の変化はあまりありません。ボディラインを引き締めるには、食べて痩せるほうが近道なのです。

 

■著者略歴:鈴木達也
株式会社DIAITA代表。骨盤矯正サロンTRY-ANGLE、痩せ方の学校TRY-ANGLE、整体院 股関節太郎経営。柔道整復師、骨盤矯正技術認定、フィットネストレーナー、マタニティヨガインストラクター、障害者フライングディスク連盟公認指導者。会社員として働いていた当時、激務やストレスが原因で摂食障害を経験。整骨院での勤務を経て、2020年に独立。摂食障害に悩む人や、ダイエットを繰り返している人、年齢を重ねて痩せにくくなった人など、幅広い人に解剖学、生理学等、医学的な知識を活かした正しい食べ方、ダイエット法を発信、指導している。SNSでは、体の仕組みを擬人化してコミカルに解説する動画が話題。

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