猛暑こそハーフアップ! 大人のハーフアレンジ10選
今年の夏は災害レベルの暑さ! ジャマな髪はフルアップで襟足スッキリヘアにしがちですが、強い日差しでフルアップは危険がいっぱい!
というのも、首後ろは日焼け止めをつけにくく、さらに日差しを浴びやすい場所。その結果、他のパーツはUVケアが完璧でも、首後ろだけ日焼け肌に……なんてことも。事実、ショートの私は毎年首後ろの日焼けに悩まされています。もう、半ば諦めてますが。
首筋のジャマな髪は、少し減らすだけでも体感気温がぐっと下がるし、日焼けのリスクも追う必要なし。しかも見た目も涼しげで夏らしいスタイルになります。そこで今回は、アラフォー女性でもイタくないハーフアップを10タイプご紹介。自分に似合うデザインが必ず見つかるはず!
1 髪質・毛量を問わないオーソドックスハーフ(難易度★)
耳上の髪を真後ろでまとめたシンプルなハーフアップ。日常使いできて、シンプル服にもぴったりなデザイン。トップにふんわり感と毛先にワンカールつけるだけで、好感度がさらにアップ!
【作り方】
耳から上の髪を真後ろで1つにまとめてゴムで結びます。ゴム部分を押さえながら、トップの髪を軽く引き出してふんわり感を与えて。結んだ毛束から細い毛束を取り出し、ゴムの上にグルグルっと巻きつけて毛先をスモールピンでとめる。仕上げに毛先をアイロンでワンカール。
2 ゴムなしですぐに作れる耳かけ風ハーフアップ(難易度★)
左右の顔周りの髪を耳にかけるだけでも、立派なハーフアップに。風通しが良くなるので、ダウンスタイルでもクールダウン。凛とした表情になるので、オフィスヘアとしても大活躍!
【作り方】
左右の髪を耳にかける。耳にかけたすぐ上の毛束を根元〜毛束中間までねじり、耳から少し離した場所にピンどめを。その上から髪をかぶせ、ピンを隠すようにスタイリングすれば完成。普通に耳かけするよりもスッキリ感が出て、さらに手直しする必要もなし!
3 女性らしい雰囲気が魅力的な片耳かけハーフ(難易度★)
左右の耳かけは輪郭が気になるけど、顔周りの髪がジャマ。そんな人には片耳だけかけたスタイルをチョイスして。アシンメトリーなシルエットは、女性らしい雰囲気も与え、色っぽい印象に。
【作り方】
前髪を斜めに流したとき、少ない方のサイドを耳かけ。顔周りの毛束を根元から耳にかけられる部分までねじる。毛束を耳にかけ、耳後ろにピンを縦にして下から上に向かってピンをさす。写真のように毛束中間から差し込み、土台の髪と一緒にとめれば、1日中しっかりキープ。
4 頭頂部の湿気を解消するサイド結びハーフ(難易度★★)
日差しを受けやすいトップの髪が蒸れると、吹き出物や抜け毛の原因に。汗をかきやすい人は、トップの地肌にすきま風が入り込むアレンジがオススメ。根元が立ち上がるため、若見え効果も!
【作り方】
前髪のすぐ上の髪から結び始める。トップの髪を取り出したら、片側に引き寄せてゴム結び。次に結んだ毛束のすぐ下の左右の毛束を取り出し、ゴムを隠すように毛束をまとめてゴム結び。これを3〜4回繰り返す。毛束の重なりで根元が立ち上がって蒸れを解消。太くて多い髪にオススメ。
5 ハネやすい毛先をカバーできるシニヨンハーフ(難易度★)
髪が硬くてハネやすい人の場合、ハーフアップで結んだ毛先がハネたり、予期せぬ方向になることも。シニヨンハーフなら毛先のハネを気にする心配なし。しかも見た目もエレガント。
【作り方】
耳から上の毛束を真後ろで1つにまとめる。まとめた毛束を普通に結ぶときと同じようにゴムを数回通し、最後は毛先をゴムに通さない。毛先を真上にすると、写真のようなゴムおだんごに。おだんご部分は指で毛束を広げ、形を整えるのがポイント。ゴム上にヘアアクセをつければ完成。
6 若見え効果も狙える、くるりんぱハーフ(難易度★★)
アレンジ好きの間では一般的になったくるりんぱ。簡単にプロっぽいニュアンスが出せる一方、髪がボサつきやすいので要注意。サイドをねじってから仕上げることで、引き上げ効果もバッチリ。
【作り方】
左右の顔周りの毛束は、真上に引き上げながら根元からしっかりねじる。ねじった左右の毛束を真後ろでゴム結びに。結び終えたらゴム上のすきまに毛束を下から通してくるりんぱ。ねじった部分はくるりんぱすることでツイストしたようなデザインに。左右の毛束は多く取らないのがコツ。
7 ペタンコトップを解消。2段くるりんぱハーフ(難易度★)
トップの毛束を引き出しても、すぐにペタンコになりがち。そんな髪質にオススメのハーフアップ。くるりんぱだけで作れるので、時間のない朝にもササっと作れる優秀スタイルです。
【作り方】
まずは左右のハチ部分の毛束を真後ろで1つ結びにして、ゴム上のすきまに毛束を通してくるりんぱ。次に左右の顔周りの毛束を真後ろにで結んでくるりんぱ。ゴム結びが2段になるため、浮き上がりを防ぐためにもシリコンゴムを使うのがベスト。見た目の良さも上がる。
8 ドライ髪にツヤを出すクロスハーフアップ(難易度★★)
くるりんぱすると毎回ボサついて失敗しがち。そんな人は、髪が乾燥している証拠。クロス編みを加えたハーフアップなら、髪にツヤが出せて、くるりんぱのようなニュアンスも出せます!
【作り方】
左右のハチ部分の毛束を残しトップ中央の髪を真後ろでゴム結びに。結ぶ位置は耳の高さよりやや下に。次に左右の毛束を二等分して、根元から毛先までクロス編み。編み終えたらゴムの上に巻きつけ、毛先をピンで固定。反対側も同じように。最後にトップの毛束をゆっくり引き上げて。
9 毛束にゆとりを与えた編み込みハーフ(難易度★★★)
編み込みはキツく編むとお堅い印象ですが、編み目をたるませるだけで、優しい印象に早変わり。編み込みが得意な人は、夏ヘアのレパートリーに取り入れて。1日中崩れないのもイイ!
【作り方】
トップ中央から編み込みスタート。耳下まで編み込みんだら、片手であまった毛束を押さえる。この状態で、反対側の手を使い、編み目部分を指で軽く引き出してたるみをつける。ゆっくり外側の毛束だけを引き出すのがポイント。全部の編み目を引き出したら、あまった毛束をゴム結びに。
10 片寄せまとめ髪風ハーフアップ(難易度★★)
一見すると1本結びを片側に寄せたようなスタイル。しかし襟足の髪はサイドに寄せただけ。日差しが強いと感じたら首後ろを隠すことも可能。ちょっとしたパーティにも使える優秀ヘアです。
【作り方】
トップの髪を中央でゴム結び。これを土台に、左右の毛束を後ろに引き寄せてゴム結び。このとき、少しずつ片側に寄せて結ぶのがポイント。これを耳下まで繰り返し、結んだ髪を1つにまとめて太いゴムでまとめる。残った襟足の毛束は片側に寄せ、仕上げに上からバレッタを。
似たようなハーフアップですが、あらゆる髪質や毛量に必ず対応できるデザインをセレクト。まだまだ暑い日が続きます。自分にぴったりのハーフアップを見つけて、快適な夏を過ごしましょう!
撮影協力:EMBELLIR/鈴木富美子さん
EMBELLIR代表。都内有名サロンを経験後、高橋亜季氏とサロンオープン。和装やウェディングなどのハイレベルなヘアアレンジを得意としており、数多くの女性誌などで作品を披露。サロンでは自身がプロデュースする水牛角のヘアアクセ・FUCAも販売中。
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