髪が多い・硬い人。スクリューピンなら「おしゃれまとめ髪」が簡単に!使いこなしテク
おだんごなどアップヘアに欠かせないアメピン。「さす方向がわからない」「させたと思ってたのに浮いてきた」「ピン1本では留まらない」など、簡単そうで扱いが難しいアイテムです。
たしかに「ピン1本でOK」と書かれていても実際は1本では留まらず、何本もさしてようやく固定できることが多いですよね。
そこで、アメピン使いが上手にできない人におすすめしたいのが「スクリューピン」です。
最初の出会いはバラエティショップでしたが、アレンジ企画でも見かけるようになりました。SNSでもスクリューピンを使ったアレンジ例が増えてきた気がします。
どう使えばいいの?と一見難しそうに見えますが、ピンを回転させながらさし込むだけ。
使い方と簡単なアレンジ例をご紹介します。
スクリューピンは「時計回りに回転させながらさし込む」のがポイント
私も何度か使ってみましたが、「とっても簡単」とまでは言えないのが本音。しかし、アメピン2本では留まらないおだんごも、スクリューピン2本でしっかりと留まり崩れないのです。
ピンの形を見てもらうとわかりますが、ねじねじしているので髪がからまるのか浮いた感じがありません。また、回転してさし込むので抜くときも回転させます。簡単にはピンが抜けないというのも崩れにくい要因だと思います。
さし方はアメピンと同じで、ねじった毛束の終点と頭皮側にピン先をあててさし込んでいきます。
「最初は留める毛束をピン先でとらえるのが難しいと感じました。コツをつかむまでは練習が必要ですね」と、初めてスクリューピンを使ったというLiikeの小林さん。
頭皮側の髪もキャッチできているか、最初はわかりにくかったそうです。
自分でさすときの位置としてはこんな感じです。ねじった毛束と頭皮側の髪をピン先でとらえます。これを頭に入れておいてください。
ちなみにさし込むときは時計回転ですが、抜くときは逆回転です。
アレンジ例1 ねじりハーフアップ
ねじった毛束の上下からスクリューピンをさしてつくったハーフアップ。
毛量が多くてアメピンではなかなか留まらないという人も、スクリューピンなら大丈夫!
小林さんも毛量が多いそうですが、しっかりと留まっていました。
後ろからみるとこんな感じです。
作り方は…
1.スタイリング剤をつけてから耳上の髪をひとつにまとめる。
髪を巻く必要はありませんが、まとまりよくするためにワックスやシアバターをもみ込んでおきましょう。
私の経験談として…。何もつけていないサラサラ髪でやってみましたが、ピンが滑ってうまくまとまりませんでした。
2.毛束をギュッと強くねじる。
ひとつにまとめた毛束をしっかりとねじります。ねじり終わりをおさえておきましょう。
3.スクリューピンで留める。
ねじり終わりと頭皮側の毛束をピン先でとらえ、時計回りに回転させてさし込みます。
上からも留めるとしっかりと固定できます。先に上を留めておきましょう。
完成!
アレンジ例2 シンプルおだんご
アップスタイルの定番、おだんごヘアもスクリューピン1本で無造作に決まります。
結んでからゴムを軸に毛束を巻きつけたら毛先をスクリューピンで留めるだけ。
直毛の人は髪を巻いたほうがまとめやすく、髪もピンピン飛び出さずにおさまります。ワックスをもみ込んで髪をくしゃくしゃっとしておくだけでも違いますよ。
作り方は…
1.耳の高さでひとつに結ぶ。
ワックスやシアバターなどをもみこんだら、髪をひと束にまとめてゴムで結びます。
「厚みがでないよう、私は小さな細いゴムを使うようにしています」と小林さん。
2.結び目を軸にして毛束を巻きつける。
毛束をねじってから巻きつけておだんごの形にします。
3.スクリューピンで毛先と頭皮側の髪をとらえてさし込む。
毛先のほうと頭皮側の髪にピン先をあてて回転させながらさし込みます。
1本では不安定と感じる人は、1本目の反対側からピンをさして固定しましょう。
完成!
「正直、さす位置と回転させることに慣れるまでは時間がかかりました。慣れてくるとおだんごも簡単にできるように。安定感があるので、アメピンでは崩れてしまうという人にはいいですね」と小林さん。
アメピンよりも厚みがあるので、ピンが目立ってしまうのでは?と心配しましたが、ねじった毛束の中に入っていくのでピンのお尻が少し見えるだけで違和感はありません。
厚みのおかげか、ねじれた構造のおかげなのかラフな雰囲気も出しやすいと思いました。
ポーチの中に入れておけば、髪をさっとまとめたいというときにも便利です。大きなクリップで無造作に留めるよりも、ほどよくきちんと見える気がします。
また、飾りがついたスクリューピンもあるので、1本で華やかさも演出できますよ。
スクリューピンはバラエティショップのほか、100円ショップでも手に入ります。
1回だけでは上手に使えないかもしれませんが、すぐにあきらめず練習をしてみてください。
撮影協力:小林真奈美さん/Liike
東京・代官山駅から徒歩1分にある美容室Liike(リーケ)。髪質などお客様ひとりひとりの悩みにしっかりと向き合い、魅力を引き出してくれる大人女性に人気のサロンです。
6月には、オーナーの地元である長野県松本市に2店舗目となるLiike matsumotoがオープンしました。
小林さんはゆるっとしたラフなアレンジがお得意。簡単にできるアレンジも教えてくれるので、ぜひご相談を。
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