【結べないボブ】も「ちょいアレンジ」で5歳若見え!4つの正解

寝ぐせがつきにくく、手入れが簡単な肩上カットのボブスタイル。でも、オバさんボブなんて陰口叩かれてるかも……?

その原因は、ズバリ手抜きスタイリング。「ボブは寝ぐせがついてなければ整ってる」なんて思ってたら大間違い! 若見えさせたいなら、やっぱりそれなりのお手入れが大切です。

アレンジはできないけど、スタイリング次第でいろんな顔を見せるボブスタイル。今回はRUALAの代表・ちはるさんが実演します!

 

まずは、ちはるさんのリアル素髪を公開!

毛先が外ハネしにくい、髪にツヤを与えやすいひし形シルエットの肩上ボブ。40代女性によく見られる、一般的なスタイルです。このまま外に出たら、「年齢に見合った髪型」「まぁ、悪くはない」「かといって、これといった特徴はない」「若くは見えない」。そんな意見が飛び交いそう。

そう、素髪はメイクで言うすっぴん状態。スタイリングをすることでメイクと同じく、いま以上の自分へと変化させることができます。

 

パーマっぽいフワ髪が印象的な癒し系ボブ

まず最初に提案するのが、顔まわりにふんわりとしたカールをプラスすることで、優しい表情に仕上げたスタイル。アイロンを使って、毛先を内巻きにするだけなのでカンタン!

 

1 毛先をアイロンでワンカール

アイロンは26mmのやや細めがベスト。顔まわりのカールはしっかりつけたいので、できれば毛束は上下に分けて、毛束を薄めに取り出して毛先をワンカール。

 

2 バックは毛束を持ち上げて内巻きに

真後ろの毛束は細かく分けずに取り出して、毛束を真上に引き上げて毛束中間までグルグルっと内巻き。多めに毛束を取るので、中間まで巻いてもカールは毛先ワンカールのみ。しかも、ペタンコになりがちな真後ろの髪がふわっと広がります。肩を上げる作業は、四十肩対策にも良いですよ!

 

3 顔まわりの毛束を引っ張り出す

顔まわりの毛束を写真のように斜めにしたら、毛先を持った状態でトップの毛束を少しずつ上にずらしながら引っ張ります。毛先のカールがずれてパーマっぽい質感に。カールの状態が長時間キープされるよう、上からハードスプレーをかけて仕上げます。

 

カジュアルなのにキチンと感のある外ハネボブ

うねり髪を補正しながらイマドキ感が出せるスタイリング。使用するのはストレートアイロン。スタイリングだけでなく、加齢によるうねりやクセ毛を解消できるので、ボブの人は持っていると何かとベンリ!

 

1 両サイドの耳後ろまで毛先を外ハネに

まずは全体の髪にトリートメント剤をつけてからストレートアイロンを通して、うねりやクセ毛を補正。根元から毛先に向かってすべらせ、毛先は外ハネさせます。外ハネさせるのは耳後ろの毛束のみ。それより後ろは外ハネさせにくいだけでなく、見た目にもあまり美しくないのでNGです。

 

2 真後ろの毛束は毛先を内巻きに

後ろの毛束も根元から毛先に向かって毛先を滑らせ、毛先はアイロンを内巻きに半回転。普通のアイロンで内巻きさせると火傷の恐れがありますが、ストレートアイロンはその心配なし!

 

3 外ハネさせた部分にワックスをつける

外ハネさせた毛束を一気に取り出し、毛先にワックスをつけます。このままだと束になった状態なので、指で軽く毛束を散らし、動きをつけましょう。また、片サイドのみ毛束を耳かけさせてスッキリ感を与えます。

 

凛としたオーラが美しいオールバックボブ

ハーフウェットのスタイリングがブームな昨今。大人女性にオススメしたいのがオールバックです。潔い印象を与えるため、オフィスはもちろん、着物やドレスなどのにもピッタリ。しかも3分以内でパパっと仕上がります!

 

1 トリートメントムースをたっぷり取る

ムースはセット力のないトリートメントタイプを使用。手のひらいっぱいにたっぷり取り出します。ハーフウェットな質感にするためには、最低でもこれくらいの量が必要です。

 

2 ムースをつけてオールバックに

ムースを両手に均等に分けてから、前髪と顔まわりの毛束をオールバックに。手の形は熊手のようにして、ムースが髪の根元に行き渡るようにするのがポイント。

 

3 コームにムースをつけて再びオールバック

目の荒いコームの上に1と同量のムースをつけて、オールバックにとかします。前髪と顔まわりの毛束がしっとりするくらいが理想的。コームで前髪の根元を立ち上げながら形を整えます。

 

4 ムースをつけた部分にドライヤーの風を当てる

最後にオールバックした部分にドライヤーの温風を当てます。ムースをつけたまま自然乾燥すると、根元がペチャンコになってしまいますが、ドライヤーの温風を当てると根元が立ち上がったままウェット感がキープできます。風を当たるのは30秒程度でOK。仕上げに両サイドの髪を耳にかけます。

 

オバさんでも痛くないスカーフアレンジ

最後にスカーフを使ったボブアレンジを紹介。ハードル高めと思われがちですが、シンプルなトップスのアクセントになります。スタイリング剤をつけておけばピンも使う必要なし。旅行先のスタイリングにオススメです。

 

1 前髪のすぐ上にスカーフを当てて真後ろに

スカーフは長方形のストールタイプを使います。髪全体にトリートメントタイプのスタイリング剤をつけたら、前髪を7:3に、両サイドを耳かけします。前髪のすぐ上の部分に2つ折りしたスカーフの中央を当て、耳後ろを通るようにして真後ろに向かって通します。

 

2 真後ろ中央でスカーフをクロス

両サイドのスカーフを真後ろまで通したら、スカーフをクロスさせます。クロスさせたスカーフの残りは、1で通したスカーフの上に重ねながらトップに戻していきます。

 

3 トップ中央でスカーフを結ぶ

トップ中央に戻したスカーフを2回固結びに。結び終えたスカーフの先端を内側に押し込みます。最後に両サイドのスカーフを抑えながら、少しだけ手前に移動。こうすると前髪がふわっとなり、ハチマキ感がなくなります。

 

無難なボブでも、スタイリングに工夫すればいろんな表情が楽しめます。メイクと同じく、TPOに合わせてスタイリングチェンジして、定番ボブをブラッシュアップさせましょう!

 

撮影協力:RUALA/ちはるさん

原宿・表参道の著名サロンを経て、20年共に一緒に働いてきた同期の角薫さんと一緒に2016年サロンオープン。独特の感性と類稀なるテクニックで、リピーター率の高い女性美容師として人気。

撮影/土屋哲朗(主婦の友社写真室)

 

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