ユニクロ、ワコール、Triumph… ブラジャー市場で巻き起こる美しき下着戦争!

かつては専門メーカーが独占していた“ブラジャー市場”。しかし最近は「ユニクロ」の下着業界進出によって、大きな地殻変動が起きているようです。そこで今回は、そんな知られざる“ブラジャー市場”の実態に迫っていきましょう。

ユニクロの下着業界参入で下着メーカーに激震が走る!?

10月9日の「ガイアの夜明け」(テレビ東京系)では、ブラジャーを巡る熾烈な販売競争についてクローズアップ。今までは下着ブランド「ワコール」が、販売シェアトップで走り続けてきました。そんなワコールに、わずか9年で肉薄したのがアパレル界の革命児・ユニクロです。

ユニクロは下着業界進出のカギとして、抜群の快適性を実現した“ワイヤレスブラ”を発売。ブラジャーでは常識だった金属ワイヤーを外すという型破りな発想が、同商品を瞬く間に大ヒットへと導きました。

ワイヤレスブラ(ビューティーライト) 1990円+税/ユニクロ

いっぽう老舗下着ブランド「Triumph」も負けてはいません。ヘッドデザイナーからの「この下着は古いよ、30年前のデザインだ」「このままじゃ改革なんてできないよ」という厳しい指摘を受けて、新商品の開発に取り組むことに。

Triumphはあえて新商品に、ユニクロと同じノンワイヤーブラをチョイス。ただ快適なのではなく、Triumphらしい女性らしさを追求したブラジャーを目指しました。そこで誕生したブラジャーが、“My Glow(ネオノンワイヤー)”。幅広のサイドベルトが特徴的で、色鮮やかなレースでフェミニンさを表現しています。ちなみにお値段はユニクロより少々お高め。

My Glow(ネオノンワイヤー)480 ブラジャー 3900円+税/Triumph

いっぽう女性下着メーカー最大手の「ワコール」では、女性の体を科学的に調査する研究所を所有。独自のデータ結果によって作られるブラは、垂れた胸をマイナス5歳も若返らせてくれるとか。

人生の半分を共にするブラジャーへの不満とは…?

ある調査結果によると、生涯のブラジャー着用時間は約39万時間に渡るそうです。39万時間にあまりピンと来ない人もいるでしょうが、年数に換算すると約45年間。女性の平均寿命を86歳とすると、人生の約半分はブラジャーをつけていることになります。

女性にとって欠かせない存在のブラジャーですが、何かしら不満を抱えている人は多いようす。ネット上でも「胸が大きいと可愛いブラがなくて困る」「ブラにホールド感がなくて、運動すると千切れそうに痛い」などのお悩みが上がっていました。

株式会社アンティルの「ブラジャーの実態に関するWEB調査」によれば、ブラジャーの不満点には「肩ヒモがずれやすい」が堂々の第1位。いっぽう第2位に「締めつけられる」、第3位に「ワイヤーが原因で痛くなる」がランクインしていました。多くの女性が“あるある”と共感できる、納得の結果になったのではないでしょうか。

人生のほとんどを共にするブラジャー。女性たちのブラへの不満が尽きない限り、ブラジャー市場の熾烈な戦いはまだまだ続いていきそうですね。

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