「お食事のあとに何をするのか」なんて、知らなかったわけがないでしょう?【GWスペシャル】
お食事のあとに「当然何かがある」そう彼女は予期していた
「どうしても忘れられなくて」
テーブルに肘をつき、額に手を当ててBさんは下を向いた。
「何が」
尋ねると、そのままの姿勢で
「……独身の頃に付き合っていた人が」
と、低い声が返ってきた。
「え、元彼!?」
新しい登場人物に驚いて声を上げると、しばらく無言だったBさんはそろりと顔を上に向け、
「そう、元彼に似ているの、その人」
と、揺れる声で言った。あやふやに揺れる瞳にはいまだ光が見えて、Bさんが何に興奮しているのかがわかった。
「ああ、元彼に似ているから、昔を思い出したってこと?」
「……」
その言葉に、今度は首をかしげてBさんが言った。
「昔を思い出したというか、何だろう、こう、男の人に求められる自分がね……。不倫でもそういう対象になるんだって教えてもらったようで」
何度か食事に行くうちに、独身男性から「好きだ」と言われたBさんは、「ああやっぱり」と思ったそうだ。その「やっぱり」は好かれているという実感ではなく、「食事の先を求めているサイン」を相手が出してくるだろう予想が当たったことに対してで、最初から男性が体目当てであったことを正面から受け入れていた。
関係は不倫であっても、「そういう対象」になる自分を目の当たりにして、流されてしまったのだろうか。夫と長い間レスであることは以前聞いており、それもBさんの欲を加速させたのか、とちらりと思った。
「そんなものでしょ」
先ほどと同じ、投げやりな響きの言葉が続いて、Bさんが唇を歪めるのが見えた。
「結婚している女に声をかける男なんて」
▶本当に「忘れられない」のは、元カレではなく…
この記事は
恋愛相談家
ひろたかおり
スポンサーリンク
【注目の記事】
- 閉経後の健康寿命を支えるHRT最前線。人生100年時代、女性の体に起きる変化とどう向き合う?
- 「すい臓がんで余命3ヶ月」と宣告された父との別れは、突然だった。遺族に、悲しみより先に押し寄せた「意外な感情」とは
- 高齢の親の「体調管理」。無理はさせたくないし、私もムリできない!毎日2つで、便通・免疫力・認知機能がアップする食品って?【消化器内科医が最新研究を解説】
- 「ユニクロ史上最高にかわいい」という声も!黒のティアードワンピースで完成する大人のやわらかコーデ【40代の毎日コーデ】
- 血糖値を上げすぎない、腸の善玉菌を増やす「身近なフルーツ」とは。でも、食べるタイミングを間違えないで!【科学研究所の博士が解説】
スポンサーリンク
スポンサーリンク
















