70代の親を持つアラフォー世代必見! 緊急時に大活躍する“命のバトン”って何?
こんにちは。フリーライターの山下友里恵です。みなさん突然ですが、「命のバトン」ってご存知ですか? 70代の親を持つ方必見のアイテムなのですが、知っている人はほんの一握り。かくいう私も、最近になって知りました。どうやら世の中には、知っていると便利なのに周知されていない物事がたくさんあるようです。
緊急時に役立つ“命のバトン”って何?
先日Twitter上で、“共通認識が広まってほしいもの”をテーマにした漫画が話題に。ネット上では「見たことはあっても意味は全然知らなかった」「普段知る機会のないことだから、とても勉強になりました」など、瞬く間に注目を集めました。
例えば「オレンジリング」と呼ばれるリングには、“私は認知症サポーターです”という意味が込められています。認知症サポーター養成講座を受けた人にのみ配布され、「オレンジリング=認知症について正しく理解している人」と判断されるとのこと。
さらにもっとマイナーなものには、「命のバトン」が挙げられます。ほとんど周知されていないアイテムですが、実は一大事の時に大活躍する優れもの。例えば高齢者や障がい者が1人で救急車を呼ぶとなった時、伝達事項などがうまくいかないケースも大いに考えられますよね。
そんな時に役立つのが命のバトン。まず冷蔵庫に“命のバトンステッカー”を貼り、冷蔵庫の中には“命のバトンケース”を入れておきます。ケースの中には、持病やかかりつけ医など搬送に必要な情報を記載。本人1人で伝達しなければいけない状況でも、命のバトンがあれば救急隊員たちへ情報がスムーズに伝わります。
ちなみに余談ですが、江東区では「高齢者あんしん情報キット」が命のバトンにあたります。対象者は申請すれば無料で配布してもらえるので、まだ持っていない方はぜひチェックしてみてくださいね。
いざという時の強い味方“電話の見守り機能”
最近では高齢者のいざという時に備えて、“見守り機能”を搭載した電話機が増えています。例えば指定した時刻に毎回呼び出し音が鳴り、受話器をとると日替わりメッセージが自動再生。万が一応答がない場合は家族に自動で報告が入るので、離れて暮らす両親の安否を常にチェックすることができます。
さらに最近では、スマホのアプリを使った新しい家族の見守り方も。今年の11月に配信された電話アプリ「みまもりホン2」では、スマホの動きで異変を感知する機能が搭載されています。もし自分の親が発作などで動けなくなっても、スマホが異変を察知し自動でGPSメールを送信。親と離れて暮らしている人にとっては、まさに神アイテムですよね。
実際に電話の見守り機能を使って安否確認をとる人は多いようで、ネット上でも「IoTデバイスによる安否確認ってすごく便利。アプリや電話でできるっていうのも発想がいい」「わざわざ様子を見に行かなくても安否が確認できるので、本当に助かります」など好評のようす。
何かあったときのために、万全を期しておくことは決して無駄にはならないはずですよ。
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