あの「あざと系タレント」が「自宅で出してくれた超鉄板モテ手料理」とは?ホフディラン・小宮山雄飛さん新刊『ツマミ百景』で語ったことは

2026.09.18 FOOD

ベストセラーとなった2016年の『カレー粉・スパイスではじめる 旨い! 家カレー』からはや10年。音楽だけでなく、食べること・呑むことにも人並外れた情熱を燃やし、食にまつわるエッセイストとしても多数の連載を抱えて活躍するのがホフディランの小宮山雄飛さんです。

 

渋谷系全盛から現在に至るまで走り続けるホフは、今年で活動30周年。そんな節目の年に、ユウヒさんが初の書き下ろしグルメエッセイ『ツマミ百景』を刊行しました。

 

「この本は連載ではなく、コロナ渦中に自分で書きたいなと思って書き留め始めたものを、自ら出版社に持ち込みました。最終的に晶文社から出版できて」。

 

そんな書籍の発売を記念して、小宮山雄飛さん×酒場ライター・パリッコさんのトークショーが東京・溜池山王のハイブリッド居酒屋「たますけ」で開催されました。非常にリラックスした、「酒場放浪記の素面版」といった風情のお二人のトークをお届けします!

 

「新幹線乗ったら何食べる?」定番の崎陽軒に新たな選択肢「ギヨウザ」

酒場ライター パリッコさん

ユウヒ・パリッコくんは新幹線でなに食べます?

ポケットシウマイ(6個入り) 370円(10%税込)/崎陽軒 出典・崎陽軒公式サイト

パリッコ・現地についてからおいしいものを食べたいので、駅弁だと量が多すぎるんですよね。僕は「ポケットシウマイ」、崎陽軒の6個入りを買います。で、最近、崎陽軒から餃子が出たんですよ。

 

・崎陽軒で買う場合は「シウマイ弁当」一択だからそれ知らない。

ギヨウザ(6個入り)350円(10%税込)/崎陽軒 出典・崎陽軒公式サイト

・餃子もね、ギョウザじゃなくて「ギヨウザ」です。かなりニンニクとニラがきいていて、タレも柑橘系の酸味がきいて、おいしいです。僕はシウマイが定番で、あればギヨウザと。

 

・僕はゆで卵一択なんです。パリッコくんと同じで、旅先でおいしいものを食べたいから豪華な駅弁でお腹を満たしたくない。そんなときゆで卵をせせこましく食べている自分が好き。

 

・高いですよね、ゆで卵。

 

・ホームで買うと1つ150円、200円、通常の値段から考えると高いんですが、豪華な駅弁を食べてる人を横眼に、ゆで卵だけで飲んでる自分って偉いなって。今日なんかも、お酒を飲みたい日なので、朝からゆで卵2つしか食べてないんです。

ミュージシャン・エッセイスト 小宮山雄飛さん

・偏ってますね!

 

・偏ってるけど、何か食べてしまうと、おいしいお酒やおつまみでお腹いっぱいになれないなって。朝はゆで卵と白湯で、すべてを夜のお酒とおつまみに賭けてるんです。今回の本に書いているつまみは、どれもそんなふうに、ささやかです。僕は焼きそばとか、おにぎりとか、つまみにならないものをつまみにする運動をしていて。

 

・「思だ」とまで語ってましたよね。

 

・焼きそばはお腹いっぱいになっちゃうから、つまみにしにくいんですよね。

 

モテ料理、肉じゃが鉄板の時代が終わった。これからは「きんぴらごぼう」

・はじめて家に彼氏を呼んだときに、まず出すものは何がいいかという話。僕はきんぴらごぼうだと思っています。きんぴら出してきたら陥落しますね。これはできた女性だなと。

 

・肉じゃがちょっとあざとくてひいちゃうけど、きんぴらいいでしょ。

 

僕、田中みな実さんと仲がいいんだけど、すいぶん前一度だけ家に遊びったときに、「ちょっとこれでも」ってきんぴらを出してきたです。やっぱりこの人はすごいなと。しかもごぼうがめっちゃ細い。何食わぬ顔をして、ちょっとこれでも。

 

・きんぴらごぼうが細いのはぐっときますね……。

 

・やっぱり、できる女性って、こんなに細いきんぴらごぼう出すんだと思って。

 

・逆説的に、細いきんぴらごぼうを出しておけばいい?

 

・あとは、ソルティドッグの塩。それをつまみと捉えるかと。僕は本の中で「究極のおつまみは塩なんじゃないか」ってギャグのつもりで書いたんだけど、このあいだJ-WAVEに出たときLiLiCoさんからあの塩にこだわりまくってるって話を聞いて。

 

・あの塩って、粗塩みたいな感じ?

 

・そう、塩の粗さとか。LiLiCoさんくらいになるとそうなるんだと。このお店の塩はおいしいわ、雑だわみたいな。

 

・岩塩みたいな塩ですよね。アジシオではないでしょうね、一回アジシオでやってみたい。

 

・アジシオっていいなと思います。今日は2つめのゆで卵をアジシオで食べました。1つめの卵は塩で食べたんですが、なんでおれ塩で食べてるんだろってむなしくなって。2個目はアジシオで食べたら、めっちゃ贅沢な気分になって。グルタミン酸は大事です。

 

つづき>>>「吉田類さん、東海林さだおさんらの酒場文化」いま継承しているのは…意外なあの人?これからの文化は?

 

小宮山雄飛さん初の書き下ろしグルメエッセイ!

餃子、レバニラ、春巻き、板わさ――。カレー本でベストセラーを生み出した小宮山雄飛さんが次に目を向けたのは、身近で奥深いツマミの世界。おなじみの一品一 品から広がるのは、食べ方の流儀、つい熱くなるこだわり、どうでもいいのに放っ ておけない論争、そしてツマミを前にした人間たちのなんともいえない愛おしさ。 食べものについて綴っているのに、いつしかその向こうに人の癖や気分まで見えて くる。読めばお腹がすき、誰かと一杯やりたくなる、そんな一冊です。

『小宮山雄飛のツマミ百景 』小宮山雄飛・著 1,870円/ 晶文社

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