「バリキャリ女性」「地方在住契約社員男性」驚愕の出会いメソッドは…【オトナ婚／第 12話（中編）】

40代以降で結婚した人＝オトナ婚の経験者にインタビューするシリーズ第12回目は、46歳の時6歳年下の男性と結婚したアオイさんです。

どこで彼と出会ったの？

彼はどんな人？

どうしたら結婚できたの？

などなど、気になるオトナ婚の実態に、ライターのミナト薫（47歳）が迫ります。3話中の中編です。

結婚を諦めキャリアップに時間とお金を投資した30代

ミナトの主観ですが、アオイさんは実年齢より10歳ぐらい若く見えますし、仕事もできそうな正統派美人ですよね。

今の旦那様と結婚するまでは、出会いはなかったんですか？

「うーん、男性から誘われたり、付き合うような感じになった人も時々いましたが、私の方がなかなかその気になれませんでした。

このまま未婚のまま仕事に邁進していくというイメージもできていましたし、そのための十分な収入も得ていましたから」

やはり、これからの女性は「経済力」がキーワードになってきますよね。

これまで何人ものアラフォー女性に取材してきましたが、安定した収入がある人は、未婚でもむやみに不安にならず、みなさん自分に自信があります。

そういう方と話すたびにミナト自身、「こんな人になりたい、ならなきゃ」と、自分に喝が入る感じです。

「たしかに、私も『結婚して男性に養ってもらおう』という考えは最初からありませんでした。

キャリアアップのために転職もしましたし、社会人をしながら大学院にも行きました。また、趣味が講じて副業でフラワーアレンジメントの講師もしていました

一方で両親のためにマンションを購入し、別に自分のための一軒家も建てました。一軒家は、将来的にフラワーアレンジメントを教えるアトリエとして使えたら、と思って設計したんです」

す、すごい、バイタリティ！　爪の垢を飲ませてほしいです…（笑）

Facebookのお料理グループに出会いが

充実したおひとり様ライフを送っていたアオイさんでしたが、旦那様とはどうやって出会ったのですか？

「40歳を過ぎて大学院に入学し、生徒同士の連絡ツールとしてFacebookのアカウントを作る必要があり、そこで初めてFacebookを始めたんです。

そうしたら、お料理愛好家の方たちが集まるグループを見つけて、参加してみたんですよね」

たしかに共通の趣味の人が集まるグループというのがSNSにはよくありますよね。そこで交流を深めていったんですか？

「そうです。自分の作った料理を投稿して、コメントしたりするのが主な活動で。

私はお料理教室に通うほど料理が好きだったので、自分の料理を時々投稿していたんです。

私の投稿によくコメントをくれていた人というのが、今のパートナーです」

SNSで出会ったんですね！　コメントのやり取りから始まり実際に会って、という流れだったんですか？

「Facebookで友達になり、そこから二人で連絡を取るようになりました。私は埼玉で、彼は仙台在住だったため、毎日スカイプでデートしていましたね。

共にお酒や料理が好きなので、各自でパソコンの前に好きなお酒とおつまみを用意して、今でいう『オンライン飲み会』を毎日２〜３時間していました」

肩書きやステイタスから入らなかったから、お互いの本質を認め合えた

毎日２〜３時間しゃべるほど、気が合ったんですか！　アオイさんは彼のどんなところに惹かれたんですか？

「SNSで知り合うことのいい点として『最初に肩書きやステイタスを明かさなくていい』ということがあると思うんです。フラットな状態から相手を知れるというか。

なので、最初彼は私がそんなにバリバリのキャリアウーマンだとは知らなかったし、私も彼が仙台の小売店の社員であることは知りませんでした。

もし、先にそういう『余計な情報』があったら、お互い先入観を持って『自分には合わないタイプだな』となっていたかもしれません。

肩書きやステイタスではなく、『共通の趣味がある、性格が合う』というところから入ったのがすごくよかったと思います」

アオイさん、かっこいいです！　大切なのは内面、と頭ではわかってはいるものの、私はどうしても肩書きや収入なども気になってしまうので…。

「そういう人も多いですよね（笑）

私は、ITコンサルタントとして男社会で働いてきたので、いわゆるエグゼクティブ系男性に逆に苦手意識があって。

プライドが高い人が多いし、女性に求めることもレベルが高かったりするし。もちろん、全員ではないんでしょうけど。

そういうタイプの男性って、一緒にいると疲れません？（笑）」

たしかに。家庭でも職場みたいな高いクオリティを求める雰囲気があると、気が休まりませんね。

「その点今のパートナーは、穏やかで優しくて安らげるんです。

おいしい料理を作って、毎晩一緒に晩酌をするのが本当に楽しいですね」

年齢、肩書き、経済力。何もかも違うアオイさんと旦那様ですが、結婚後はケンカもすることなく穏やかな毎日を過ごしているそう。そこにはさまざまな秘訣がありました！

つづき＞＞＞そんなアオイさんが「この人だ」と直感したことって

前の話＜＜＜「夫の収入は私の半分」それでも私が毎日幸せなワケは