向き合うのではなく、別の方向を見ながら背中がくっついている関係が心地よい【オトナ婚/第 12話(後編)】
40代以降で結婚した人=オトナ婚の経験者にインタビューするシリーズ第12回目は、46歳の時6歳年下の男性と結婚したアオイさんです。
どこで彼と出会ったの?
彼はどんな人?
どうしたら結婚できたの?
などなど、気になるオトナ婚の実態に、ライターのミナト薫(47歳)が迫ります。
3話中の3話目です。
>>1話目・2話目出会って1年で結婚へ!そのスピードの秘密とは?
知り合ってから1年ちょっとで結婚されたんですよね?
「そうですね。遠距離だったので、毎日スカイプで連絡は取っていても、実際に会う機会はそれほどありませんでした。
なので、私たちは恋人期間というのがほとんどないんです」
気の合う仲間から急に結婚へ、という感じですか?
「まさに。
私が初めて、彼の住む仙台に遊びに行った時、彼は実家住まいだったので、その日のうちに彼のお父様にも会いました。
そうしたら、お父様としては『ついに息子に結婚相手ができた!』となりますよね。もう話としては一気に結婚するかのようになっちゃって(笑)
私たちとしては、まだ正式に付き合ってすらなかったんですけど」
未婚の子供が異性を連れてくると、時として親の方が過剰に喜びますよね(笑)
「そうですね。そのままお付き合いが始まり、結婚することになるのですが、結婚に反対する人はいませんでしたね。私の両親も大歓迎でしたし。
結婚後、彼は仙台を出て私の住む埼玉で来ることに。
仙台で勤めていた会社は全国展開しているところだったので、ありがたいことに仙台から埼玉へと異動することができました」
恋人期間がなかったからこそ、気遣い合える関係に
今は幸せに暮らしているアオイさんですが、ケンカとかはありませんか?
「あー、そう言われるとしたことないですね。
ケンカというより『私はこう思うからこうしてほしい』という話し合いのような形が多いかもしれません。
それは恋人期間がほとんどなかったのがよかったのかもしれません。
恋愛関係の時にありがちな、感情的にカッとなったりすることがお互いないんです。相手を束縛したり、『自分のことだけを見てほしい』みたいな気持ちもないし」
なるほど、結婚してもお互いいい距離感を保てているという感じですね。
「恋愛中のカップルってお互いが向かい合ってるじゃないですか。
なので、細かいことが気になってケンカになりますよね。
私たち夫婦はお互い背中をくっつけているものの、見ている方向は違う、という感じだと思うんです。
もちろん信頼しているけども、相手を自分の思いのままにしたいとは思わないというか。
それがお互い心地よくていいんじゃないですかね」
なるほど!
お互い向き合うのではなく、信頼しながらも別の方向を向いているのですね。
「そうです。
だから、お互いがどんな仕事をしていても、私が多く稼いでいても、年齢が私の方が上でも、そんなこと全然気にならないんですよ(笑)」
取材中、「同じものを食べて、お酒を飲んで、いろいろな話ができる。それだけで最高」と何度も語っていたアオイさん。「好きだけでは結婚できない」という考えがある一方で、「条件や肩書きではなく、好きになった人と結婚する」ことの尊さも、今回の取材を通して知ることができました。
アオイさんからのメッセージ
①自分ファースト。自分の力で築いてきたことや、これだけは譲れないということは変えてはいけない。
②「条件」を捨てて、フラットに相手を見てみる。
③なんだかんだ言って「料理の上手な女性」はモテる!
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