不登校児の親は「子どもから意識を剥がす」練習をするほうがいいかもしれない【不登校ラジオ・ダイジェスト】

2026.07.21 LIFE

「今日は前髪かわいいね」くらいの小さなことから子どもをほめて過ごす

井一:家族ではあるけれども、別の人格を持っている他の人間だから、道理としてならぬことは介入しなきゃいけないけど、それ以外は親が自分の気持ちを整える練習をする方が、もしかして不登校全体にとっていいことがあるかもしれないということですね。 少なくとも自分の気持ちは波立たないですもんね。子どもであっても他人、変えられないものがある。 子どもから意識を剥がす。親が 負の感情から離れるということですよね。

 

子どもがレールから脱落したことをなかなか受け入れられないので、やっぱり学校に戻ってほしいなと思ってしまう、なので本当に子どもに対して見守る姿勢でいいのだろうか、本来はもっと高度に介入しなきゃいけないんじゃないだろうかと疑いも実は持っています。でも、仙田さんご自分が不登校を体験した立場からして、子どもが自分で歩き出すまで、親は横でハラハラしながら見守っていてよいんだよと断言できるということですよね。

 

仙田:そうですね。ずっと起きてこない、何もできない時期というのは、すごく心のエネルギーが不足しているということでもあるし、自己肯定感が下がっているということもあると思うんですよね。だから僕が意識して介入していたのは、肯定するということでした。例えば起きてきた時に「よく寝れたみたいだね、顔すっきりしてる」、実際は夕方なんですが(笑)。あるいは、お絵描きが好きなのでイラストを描いていたら「可愛いね」とか。とにかく何でもポジティブなフィードバックをなるべく細かく、大きく言わなくてもいいから。

 

井一:今日前髪可愛いね、くらいのレベルから。

 

仙田:うん、そうですね。そのくらいの小さいこと。

 

井一:これはちょっと頑張ってみようと思えるお話を最後にいただきました。この世界に絶対的な正解があるわけではなく、教育学的・心理学的にこのあたりがよいだろうというのはあっても、学術的正解が子どもの将来に責任を取ってくれるわけでもありません。なるべく確からしい、よさそうな方に、みんなで知恵を出し合いながら少しずつ進んでいく。こうした当事者の知恵というのはすごいものだなと日々思います。

 

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