もう失敗しない!「白髪染め」色選びは肌タイプより〇〇が重要だった

白髪染めはカラーバリエーションが少ない、暗い色に仕上がってしまうというのは昔の話。今は薬剤の進化でトレンドカラーも取り入れられるようになりました。また、カラーの手法もさまざまなので、白髪まじりでも色遊びができるように。そうなると悩むのが色選びです。

トレンドの色も気になるし、でも40代になると自分に似合う色のほうが重要だったりもするし……。そもそも似合う色って?と何才になっても本当のところがわからないですよね。

大事なのは、サロンから帰って自宅で鏡を見たときに、しっくりくることのような気がします。「なんか違う…」ともんもんとしないために、髪色選びやオーダーのコツをElilumeの高沢和樹さんに聞いてきました。

 

「○○カラー」という名前に惑わされないこと

色選びの前に、ヘアカラーについて知っておいてほしいことがあります。それは、色の名前のこと。

 

ヘアカタログなどに「カーキグレー」「セピアベージュ」「ショコラブラウン」「アッシュラベンダー」など、カラーの名前が書かれていますよね。ヘアを担当する前は、そういう色名のカラー剤があると思っていました。絵の具のようにカーキグレーのチューブからカラー剤を出してそれを塗っていると思っていたんです。

 

しかし、美容室ではお客さまの今の髪色やコンディションに合わせてさまざまな色を調合して「○○カラー」を作っています。ヘアカタログに書かれている「カーキグレー」などは、その美容師さんが調合した色のことなので、行きつけの美容室で「カーキグレーにしてください」と伝えても、カタログにのっている色と同じになるとは限らないのです。

 

「ダークブラウン」や「ナチュラルブラウン」「ピンクブラウン」などは市販の白髪染めのカラーバリエとしてよくあるネーミングですが、ヘアカタログにのっている色とはやはり違います。もちろんメーカーによっても色味は異なります。

 

意外と間違いやすいことだと思うので、注意してください。

 

単色ではないからこそ似合う色の選択肢は多い

リップやチークなどの色選びの基準となるのが肌色。最近はブルべ、イエベやパーソナルカラーで色選びをするという特集が多く組まれています。

 

髪色も肌や瞳の色、ヘアスタイルなどを総合して似合う色を導き出すのですが、リップの色を決めるようにはいかないところがあります。

 

例えば、ピンクなど暖色が似合うタイプでも、髪の赤みが気になる場合は寒色を加えて赤みを消すことになります。リップやチークでも青みピンクはありますが、ヘアカラーはベースとなるブラウンやベージュもあるのでこの時点で色はすでに複雑。さらに、髪に透明感がほしいとなるとアッシュ系、ツヤがほしければ暖色系、白髪をしっかり隠すなら……と、もう素人にはパニックです(笑)。

 

似合う色だけにこだわっていると、髪の赤みやパサつきが目立ってしまう可能性もあるのです。

 

「顔色を悪く見せる色や、肌がくすんで見える色は確かにあります。しかし、私はブルべだから、春タイプだから○○色は似合わないと決めつけてしまうのはもったいないと思います。もとの髪色や白髪の量によっても色の調合は変わってきますし、根元だけは白髪染めにしてあとはおしゃれ染めに、ハイライトやローライトを入れるなど手法も色々とあるので、選択の幅を広げておいたほうがいいでしょう」(高沢さん)

 

美容室でのヘアカラーは、美容師がお客様ひとりひとりに合わせて調合していく、いわばオーダーメイド。よりパーソナルな診断であなたにハマる色を選んでくれるのです。ただ、色を調合するためには見た目で判断できること(白髪率、肌や瞳の色、もとの髪色など)以外のことがポイントになるそう。次に、オーダーのコツを教えてもらいました。

 

色味、明るさ、なりたいイメージを伝えよう

さて、ヘアカラーをオーダーするとき、みなさんはどう伝えていますか? 私はつい「白髪が目立たないようにしたい」と、色味のことはふれずに真っ先に白髪のことを伝えてしまいます。これ、あまりいい例ではありませんが、とにかく白髪が気になることだけは伝わっているはずです(笑)。

理想の髪色に近づけるために美容師が知りたいのは…

1.色味

→似合う色にこだわらず、なりたい色を伝えて。ピンクっぽくしたい、ブルー系を取り入れたいなど。ただし、色のとらえかたは人それぞれなので、具体例を示すことが大事。

2.明るさ

→明るさによっても色の見え方が異なるので大切。今より明るくしたい、暗くしたいだけではなく、具体的な例があるとわかりやすい。室内と屋外ではまた違ってくるので、室内で暗く見せたいのか明るく見せたいのかも伝えられるとベスト。

3.なりたいイメージや周りからどう見られたいか

→上品なイメージにしたい、デキる女性に見せたい、カッコいい女性と思われたい、やさしい印象にしたい、ツヤっぽく見せたい…などなりたい見た目印象を伝えて。恥ずかしがる必要はありません。

 

前述の通り、色のネーミングは美容師が決めたもの。「アッシュグレー」にしたい、「ピンクブラウン」にと言葉で伝えるよりも、写真で示したほうが美容師との認識のズレがなくなります。明るさも同じです。2~3枚は用意しておくといいでしょう。また、写真だけでなくサロンにいるスタッフの髪色を見ながら「あの明るさがいい」「あの人よりも暗くしたい」などできるだけ具体的に示したほうが、家に帰って鏡を見たときの「なんか違う」を回避できます。

 

美容師とのコミュニケーションが苦手という人もいますが、せっかくお金を払って施術をしてもらうのですから要望はどんどん伝えたほうがお得。のどが痛く熱が38度あり、さらに腰が痛くて病院に行ったのに、「38度の熱がある」としか医師に言わない人はいないですよね? のどや腰が痛いことも伝えないと判断を誤ってしまうことに。病気とヘアカラーは違う次元のものですが、ヘアサロンは髪の病院だと思ってのぞんでほしいのです。

 

ちなみに、髪色のイメージは大雑把に分けるとこんな感じです。

 

ピンクなど暖色系→上品でやさしい印象

ブルーなど寒色系→知的でクール。おしゃれな印象

「流行りのグレージュで染めたいし、品よく見せたい」となると、どうでしょう。グレージュはくすみのある色ですから、品のあるツヤ髪とは少し違います。そこで美容師は「品よく見せたい」を叶えるために、暖色系の色味をプラスしたりグレーとベージュの配合を変えていくわけです。

 

色みや明るさはヘアカタログを見ながらこれがいい、これはイヤと言いやすいのですが、心のなかにある「品よく見せたい」「ツヤが欲しい」「きれいめスタイルに似合うようにしたい」など+αが実は重要な要素。この+αをなかなか伝えられないから「なんか違う」になってしまうんですね。

 

40代の気になる白髪は、美容師さんにこう相談しましょう!

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