南果歩、二度の離婚とボディタッチ連発に見る「イタいオンナ最強」論
「ダウンタウンなう」(フジテレビ系)に出演していた女優・南果歩を見て、私は不覚にも感動してしまったのです。
ダウンタウンや坂上忍など男性出演者にボディタッチを連発する南果歩。両腕をそれぞれゲンコツにして、顔の横で上下させる(チアリーダーがポンポンをふる感じをイメージしてください)し、松本人志に「今、私のこと果歩ちゃんって呼んでくれた」(実際には呼んでいない)と宣う南果歩。関西弁でたどたどしくしゃべり、質問に私?私?と質問で返す南果歩。
御年55歳の女性が、男性を前に昭和のモテテクを披露し、そのイタさに驚いたのではありません。もうあのコトはなかったことにできたんだという、切り替えの早さに感動したのでした。
夫に連続して裏切られた果歩
昨年の5月に南は俳優・渡辺謙と離婚しています。原因となったのは、2017年に「週刊文春」(文藝春秋)が報じた渡辺の不倫でした。元ホステスの女性と渡辺は3年間不倫関係にあり、その証拠として、ツーショット写真やニューヨークでの手つなぎデートの写真が掲載されています。
その頃、闘病中だった果歩は最悪のタイミングで裏切られていたわけです。
日本の女性芸能人は子どもの話をすることが多いのですが、果歩は夫の話をするタイプです。自分の仕事の時は、謙がお母さんのようにおにぎりを作ってくれるとか、闘病中に謙に「果歩のすべてを一生愛す」と言われたことが心の支えになったと「おしゃれイズム」でじま・・・いえいえ話していましたが、今となってはとんだ茶番となってしまいました。
そもそも、果歩が夫の不倫を経験するのは初めてではありません。果歩の初婚相手は、芥川賞作家・辻仁成センセイでした。新進気鋭の作家として、また映画監督として注目を集めていた辻センセイですが、芥川賞を受賞したのは結婚後です。果歩は「婚約指輪を買うお金があるなら、映画のフィルムを買って」と辻センセイに頼み、芥川賞の候補となった際にはコーヒー断ちをするなど献身妻となりますが、願いかなって辻センセイがビッグになると、若い女優と不倫をされ、離婚を経験しています。
二人の夫に尽くしてきた自負があるのに二度も夫の不倫を経験したら、しかも、テレビで愛されアピールをしていたのに不倫されていたとは、フツウの人ならこっぱずかしくなるでしょうし、オトコはもうこりごりという気にもなるでしょう。しかし、若い娘だったころのように男性にボディタッチをする姿からは、過去に対する負い目は微塵も感じないのでした。
イタいオンナのポテンシャルはすごい。
私は年齢を問わずボディタッチをする女性の気持ちがわからないのですが、50代の女性がそうすることをイタいと見る人もいるでしょう。確かにイタいと言えばイタいのですが、イタいとは生命力の表れなのではないかと果歩を見ていて思ったのです。
イタいという言葉には「年甲斐もない」とか「いい年をして」といった意味合いが含まれているので、この言葉にアラフォー世代は敏感でしょう。まぁ、言われて嬉しい言葉ではないでしょうが、私に言わせると、イタくない人なんてこの世にひとりもいないと思うのです。
それはさておき、何事も挑戦しなければ成功する確率は0%であることを考えると、イタく見えても何かをする人は、イタいと指をさして笑うだけの人より、はるかに成功する可能性を持っているはずです。
世の中は結果がすべてなので、結果さえ出ればもう誰もイタいなんて言いません。イタいと笑う側の人は、笑われることをおそれるがあまり、自分の成功のチャンスを手放していることに気づいていないのではないでしょうか。今、イタいと笑われている人が、明日笑うかもしれないのです。そういう意味で、イタいは成功の母と言えるのではないでしょうか。
40代は、逆に○○のある人が勝ち?
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