「豆苗」1パックで何回まで楽しめる?ペットボトルでも育つ!プロが教える失敗しない「再生栽培」のコツ
豆苗の再生栽培に挑戦したものの、「うまく伸びなかった」「途中で傷んでしまった」という経験はありませんか?
実は、豆苗を上手に育てるには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。切り方や置き場所、水の管理など、ちょっとしたコツが再生栽培の成否を左右するのだとか。
本記事では、村上農園豆苗研究会編の書籍から、豆苗の再生栽培を成功させるコツを紹介。切り方のポイントから、水や光の管理方法、ペットボトルを活用した手軽な栽培術まで、詳しく解説します。
※本記事は書籍『トップメーカーだから知っている 永久保存版 豆苗 完全攻略本』(村上農園豆苗研究会編/アスコム刊)から一部を抜粋・編集したものです
再生栽培できるコスパ最強野菜
豆苗は使い終わっても、あと2回は再生&再収穫できる、とってもお得な野菜です!
水耕栽培された豆苗のわき芽を残して再生育
豆苗は他の野菜と違い、簡単に再生栽培できる点が特長。えんどう豆に蓄えられている栄養分を利用して成長し、再収穫ができるのです。
根元に近い部分にある小さい芽を「わき芽」といい、新たに伸びていくための成長点です。わき芽は上下2カ所に生えていて、豆苗を再生栽培するには上のわき芽を残すようにしてカットします。
また成長には光の力も重要。再生段階でわき芽が光合成をすることで、成長を促します。ですから日光の入る窓辺などに置くようにします。もちろん1日に1~2回の水替えも忘れずに!
このように食べるだけでなく、育てることを体験できるのが豆苗です。その喜びをお子さんとわかち合えば、「食育」につながります。
また毎日変化のある成長の様子をまとめれば、夏休みなどの自由研究にも役立ちます。
茎を食べ終わったあと根を水に浸しておくと、7~10日で再収穫可能に!
再生栽培を成功させるには環境が大事
豆苗を上手に再生させるには、どんな環境に置くかで変わってきます。ベストな状況であれば、2回目まで元気においしく育ちます。
温度が安定している室内で
豆苗の栽培は、暑すぎても寒すぎてもうまく成長しません。屋外ではよく育ちますが、天気に左右されやすく、茎がかたくなったり、虫がついたりする心配があるのが難点。
そのため日当たりがよく、温度が安定している室内で育てることがベストです。
窓辺など明るい場所に置く
植物である豆苗が成長するには、光合成は必須。栽培には光が入る明るい場所が適しており、日当たりがよい室内であれば、茎や葉っぱの緑が濃く元気な豆苗に育ちます。
ただし直射日光は強すぎるとしおれる原因になるため、夏は明るい日陰やカーテン越しの光がベストです。
水は豆の下、根の半分くらいまで
水が少なすぎるとすぐに乾いてしまい、多すぎると豆が水に浸かって傷みやすくなってしまいます。根の半分くらいを目安に水を入れ、夏は朝晩2回、その他の季節は1日1回以上交換します。
水は一度すべて捨てて新しい水道水に替え、減った分を注ぎ足すのは避けましょう。
豆苗再生栽培のプロセス
豆苗の再生はちょっとしたコツさえ知っていれば、元気にすくすくと青々とした状態に育てられます。ここでは失敗なく栽培できる方法をご紹介します。
1.カットする
豆苗の根元の茎をよく観察すると、わき芽が2つあることがわかります。上のわき芽を残すようにその少し上を切ります。
【コツ!】新しく芽を伸ばしていく、成長点のわき芽を育てる

2.容器に入れる

豆苗が入るサイズで水をためておける高さの容器に、1の豆苗を入れますコツ!豆苗の根っこより少し大きめの容器を用意しましょう。
3.水に浸す

豆が水に浸るのを避け、根の半分が浸かる程度まで水を注ぎます。水は毎日取り替え、夏場は1日2回、その他の時季は1日1回が目安。
【コツ!】ミネラルウォーターや肥料水ではなく、消毒されている水道水がベスト!
4.再収穫

1~3の手順を守って、豆苗を日当たりのよい室内に置けば再生し、7~10日ほどで収穫できるようになります。
【コツ!】直射日光が強すぎたら、カーテンなどで調整してください。
再収穫の目安は2回
再成長した豆苗がおいしく食べられるのは、買ってきたときを含めて3回まで。

栽培容器はペットボトルでもOK!
豆苗を再生栽培するときに、育てるための容器をわざわざ買わなくても大丈夫。いつも資源ゴミに出している2Lのペットボトルを活用すれば、すくすく成長します。
●1株栽培の場合
(1)横にしたペットボトルの上に豆苗をのせ、豆苗より少し大きく線を引く。
(2)ペットボトルの上面に切り込みを入れ、そこからはさみを入れて線に合わせて切る。横は根が隠れるくらいの高さに。
(3)切り口にビニールテープを貼り、豆苗を入れて水を注ぐ。
キャップを外して両側を押さえながら、水を捨てるだけ!

ここまでの記事では、豆苗の再生栽培のコツについて紹介しました。つづく関連記事では、豆苗を使った簡単レシピをお届けします。
つづき>>料理が面倒な人ほど試してほしい!コスパ最強野菜・豆苗のキッチンばさみで作る超ラクチンレシピ2選
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■村上農園(むらかみのうえん)
1978年に設立。豆苗やなどの発芽野菜の生産・販売を行う。1995年に豆苗を発売して、日本に普及させたパイオニア。豆苗研究会は、豆苗がいつも冷蔵庫にある常備野菜になることを目指してその魅力をとことん追求し、広める活動をしています。
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