SNSの批判に落ち込み3ヶ月ひきずった。60代エッセイストが「他者の評価」から立ち直るために行った場所は【一田憲子×大平一枝対談】
テレビに出たあと、くよくよする。Xのアプリはホーム画面から消した
一田: テレビに出られた時に、Xでちょっと嫌な書き込みを見てしまったとか。
大平:ありました。3、4分の短い出演時間だけど、「大平さんって、自分の持っていきたい方向に話を強引に持っていく人なんですね」と書かれて。そんなつもりはまったくなかったのでショックで、3か月ぐらいずっと引きずって落ち込んで。Xをスマホのアプリから消したんですよ。あの黒のXっていうアイコンを見るだけで心臓が痛いから(笑)。それで消したと思われると悔しいから、アカウントは残しているけどね。
一田: それは落ち込むよね。
大平:でも「残り少ない人生を他者の価値観に一喜一憂しているのはバカバカしい」って、4か月目ぐらいに気づいて。
一田: そういうときって、どうやって再び上がるんですか?
大平:お酒!(笑) 下北沢のバーに行くんですけど、そこでは皆肩書きも知らなければ、共通の知り合いもいないじゃないですか。下の名前で呼ばれるの、お互いにフルネームも漢字も知らないから「かずえさん」みたいな感じで。みんなどこの誰だか知らないの。
そうすると、逆に深い話ができることもあって。3か月後ぐらいに行ったら若い男の子に「あのときかずえさんに助けられました、アドバイスしてくれて」って言われることもあって。そういうサードスペースが、自分を生かす術として大事だなって思いましたね。
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この記事は
田村明子
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