汗をかいてもニオわない!「よい汗」を出すためのたった1つの習慣とは
香りは記憶とつよく結びつきます。
日常の中で偶然ある香りを感じた瞬間に、その香りにまつわる人やシチュエーションなどの記憶が鮮明に蘇るものです。
香りは人の「感情」と強く結びつくので、いい記憶だけでなく、悪い記憶も呼び起こします。特に、ここ近年には「スメハラ」と呼ばれるように、相手に悪影響を与える香りも話題です。
体臭は、食生活がタンパク質や動物性脂肪に傾いていることのほか、運動不足や仕事の緊張、満員電車などのストレスが原因と言われます。
自分の汗の匂いは自分が一番分からない
自分の匂いには誰もが慣れきっていて、麻痺している状態なので、自分が一番自分の匂いに鈍感です。
自分の汗の匂いを抑えるには、制汗剤もひとつの方法ですが、意外なことに自ら汗をかくことが大切です。
運動したとき、暑いときに全身からわっとかく汗は「エクリン腺」から出ます。サラサラしていて、すぐに蒸発します。
成分もほとんどが水で臭いません。
いっぽう、ストレスや緊張の汗は「アポクリン腺」から出て、ミネラル成分を多く含みます。この成分のほか、皮膚上の皮脂・たんぱく質をエサにして雑菌が繁殖し、臭いが発生します。
よく岩盤浴で、自分でかいたサラサラの汗は流さないでOKと言いますが、暑くてかく汗はエクリン腺のサラサラ汗だから。
ストレスでかいてしまう汗と、運動や暑さでかく汗は別なのです。
事実、エクリン腺の汗は窓ガラスが曇っても臭わない
私のウォーキングクラスでは、体の歪みを改善するエクササイズを教えてから歩き方のレッスンをします。
40種類以上を越えるエクササイズの中には汗をかくものも多数あり、室内で同時にみんなで汗をかくので臭いが出そう。でも、熱気で窓ガラスが曇ることがあっても、汗の匂いを感じる事はありません。
このように、運動で自分の健康をつくることは、周囲のスメハラ迷惑を減らすことにつながります。
さらに普段から自分で汗をかく習慣を身につけていると、夏の暑さにも強くなります。
また、お肌もツルツルスベスベになります。
私はジワっとかく汗のことを「天然の美容液」と呼んでいます。
それほどお肌にも良いのです。
高齢者は自分での体温調節が困難になりがちですが、40代くらいからエクササイズなどで意識的に汗をかくようにしていると、体温調節ができるようになるのです。
良い汗をかくには、ウォーキングも最適です。
歩いている最中にも多少の汗は出ますが、止まった時にジワっと出てきます。
夏は暑いので歩きたくない方は、家の中で運動することをオススメします。
たった1分でOK!快適な汗のかき方
では、私が教えているエクササイズの中から、「1分でじわっといい汗をかく」ものを1つ教えましょう。その場でしゃがんで行います。
1・立った状態で手を体の後ろで組む。
(組み方は指を交差して組んでも良いですし、指を掴む方法でもよいです)
2・ゆっくりしゃがむ。このとき、ゆっくりと軽くお尻を左右に振りながら。
3・下までしゃがみ切ったら、今度は逆にゆっくり立ち上がる。
(立ち上がる時もお尻を軽く振りながら、手も組んだまま立ち上がってください)
以上がうまくできるようになったら、次のステップです。
4・組んだ手をお尻と逆の方向に引いてしゃがむ。
(たとえば、お尻を左に振ったとき、組んだ手は右に引きます)
1分間で5往復くらいを目安におこなうと、額にジワっと汗をかくことができます。
梅雨が開けると夏本番です。
それまでに良い汗をかいていてくださいね。
香りは一瞬で過去に戻れる
私は婚約者を交通事故で亡くしましたが、亡くなった後に街を歩いていても彼の香りがしたら、その香りを追い求めてさまよい歩きました。
香りというものは、一瞬で過去に引き戻されるほどそれほど人に印象を与えるものです。
16歳から香水を付けてますが、それは約40年経った今でも毎日欠かしていません。
また、脇の下に塗る制汗剤は、添加物が好きではないので天然の精油を使用しています。
ティートリーを含む制汗剤はナチュラルショップなどで販売されています。
更年期障害の汗を止めてくれる作用もありますので、40代以降の方にオススメです。
良い香りを漂わせるには、自分からいやな香りを取り除く事も大切です。
また、意識的に汗をかいて、汗腺を鍛えてあげることも必要。
エアコンの普及や湯船に入らずシャワーのみ、更に運動不足と汗をかかない生活へと変化しているのは臭いの大きな原因です。
自分や相手のためにも自ら汗をかく習慣を身につけてくださいね。
汗をかけるほど少しハードなウォーキングレッスンは、毎月東京でも開催しております。
詳しくはHPをご覧ください。
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