「そくし」ではない!「束子」の正しい読み方、知っていますか?

2019.08.16 QUIZ

PCやスマホの普及で、漢字を読み書きする機会は減っているのではないでしょうか。そのため「漢字が読めず戸惑ってしまった」「漢字を読み間違えて恥ずかしい思いをしてしまった」という人も少なくないはず。

そこで本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します!

「束子」の読み方、知っていますか?

「束」「子」という漢字から「たばこ」「そくし」と読んだ人も多いはず。でも、その読み方は不正解。

「束子」の意味は、

わらやシュロの毛などをたばねて作ったもので、物をこすって洗うのに使う道具。

引用元:小学館 デジタル大辞泉

なのですが、この説明でピンと来た人も多いのでは?!

正解はこちらです!

「たわし」です。

屋外や水まわりの掃除、運動靴を洗ったり、泥のついた野菜を洗ったりするのに便利なアイテムです。

「束子」の語源には諸説あります。

1つ目は、読み方が徐々に変化したという説。元々「束子」は藁(わら)を束ねただけの簡単な道具で「手藁(てわら)」と呼ばれていました。その読み方が徐々に変化し、「てわら」から「たわら」へ、「たわら」から「たわし」へと変化していったのだそう。

2つ目は、当て字の読み方が変化したという説。「束子」という漢字は「藁を束ねたもの」ということを表す当て字でした。その「たばし」という読み方は、濁点のない昔の書き方で「たはし」と表記され、それが旧仮名づかいの読み方で「たわし」と読まれるようになったとのこと。

いずれの説も「束子」の形状を思い浮かべることができます。

なお近年の「束子」の素材は藁に留まりません!コイル状にしたステンレスやスチールウール、ナイロン製のものから色々あります。一般的に「スチールたわし」や「ナイロンたわし」など、「素材名+たわし」で呼ばれます。時代が変わっても、「束子」という名称が変化することは不思議とないようです。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク