「そうける」でも「やせける」でもない!「痩ける」の読み方、知っていますか?
送り仮名が1文字違うだけで読み方が変わる漢字があります。一度は耳にしたことがある言葉であっても、漢字で表されると「あれ・・・いわゆる読み方と違う?!」と困惑することもあるのではないでしょうか。
そこで本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します!
「痩ける」の読み方、知っていますか?
「痩せる」と表記されたらどう読みますか?恐らく「やせる」と即答できる人が多いのではないでしょうか。では「痩ける」はどうでしょう。「“痩せる”が“やせる”だから・・・やける?」「そける?」と答える人もいるかもしれません。
正解はこちらです!
「こける」です。
「痩ける」の意味はみなさんの想像通りです。
肉が落ちてやせ細る
引用元:小学館 デジタル大辞泉
では「痩せる」や「やつれる」などといった言葉とはどのように意味が違うのでしょうか。
「痩せる」の意味は、
1 肉が落ち、からだが細くなる。⇔肥える/太る。
2 土地が草木を生長させる力に欠ける。地味が豊かでなくなる。引用元:小学館 デジタル大辞泉
と掲載されています。
一方「やつれる」は
1 病気・心労などで、やせ衰える。
2 見栄えのしないようすになる。みすぼらしくなる。
3 人目につかないように、服装などを粗末にする。みすぼらしい姿になる。
4 落ちぶれる。引用元:小学館 デジタル大辞泉
とあります。
どの表現であっても、「肉が落ち、体が細くなる」ことには変わりありません。が、
- 痩せる
→体が細くなる(健康的な理由でも) - やつれる
→体が細くなり、衰えを感じる - 痩ける
→肉が落ちたのがわかるほど体が細くなる
といった違いが伝わってきます。
「痩せる」表現の中には「痩せこける」という言葉もあります。これもまた、健康的ではない痩せ方の印象があります。
ダイエットに励んでいる人には、人から「痩“け”たね」とは言われないような、健康的なダイエットに励んでほしいものです。
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