「こんじる」とは読みません!「困じる」の正しい読み方、知っていますか?
漢字は大体の意味さえ知っていれば、馴染みのない読み方であっても、その意味はなんとなく分かります。ただ・・・読み方だけは、察することができないんですよね!
本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します!
「困じる」と書かれたとき、なんとなく意味は読み取れるかと思います。読み方は知っていますか?
「困る(こまる)」でお馴染みの「困」という漢字が使われている「困じる」。
今回漢字クイズとして出題した「困じる」ですが、本来は「困“ず”る」が正しい言い方だと言われています。「困じる」と「困ずる」、いずれの場合も読み方は同じです。
なお意味は、
① どうしてよいかわからず悩む。
② 疲れる。引用元:三省堂 大辞林 第三版
と記載されています。
「困る」の意味が
1 ある物事をどう判断・処理してよいかわからず悩む。取り扱いがやっかいで苦しむ。困惑する。もてあます。手を焼く。
2 つらいことにあって苦しむ。難儀する。
3 不都合である。迷惑する。
4 金や物がなくて生活に苦しむ。困窮する。引用元:小学館 デジタル大辞泉
ですから、意味は捉えやすいですよね。
正解はこちらです!
「こうじる」です。
常用漢字表に記載されている「困」の読み方は、
- 音読み:コン
- 訓読み:こまる
だけですが、「困じる」や「困ずる」は「こう」と読むことになっています。
他にも常用外の読み方として「困む(くるしむ)」や「困かしい(むずかしい)」などがありますが、ひとまず「「困じる(こうじる)」「困ずる(こうずる)」と読むことを頭に入れておきましょう。
参考文献:常用漢字一覧[か行]常用漢字
参考文献:“困”のいろいろな読み方
なお、同じ「こうずる」という読み方であっても、漢字によって意味が異なります。合わせて覚えておきましょう!
- 嵩じる:程度が甚だしくなるさま
- 講じる:生徒などに物事を教えること
- 高じる:ものの程度がどんどん高まっていくさま/程度が甚だしくなるさま
スポンサーリンク