知らないと恥ずかしい!「御用達」の正しい読み方って?
さまざまな読み方がある漢字。中には、漢字1文字で表したときの読み方と1つの言葉として組み合わさったときでは読み方が違うことがあります。
そこで本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します!
「御用達」の読み方、知っていますか?
「御用達」の読み間違いが多い原因は、「達」の読みにあるのではないでしょうか。
「達」の読み方には
- 音読み:タツ
- 音読み<表外>:ダチ・タチ
- 訓読み<表外>:とおる・とどく・たち・たし
があります。
音読み・タツを使って「ごようたつ」と読まれることもありますが、本来の読み方は「ごようた〇」です。
正解はこちら!
「ごようたし」です。
「御用達」の意味は
① 宮中・官庁に物品を納入すること。
② 「御用商人」に同じ。引用元:三省堂 大辞林第三版
です。
かつては「ごようたつ」、「ごようだち」と読まれていたこともあるので
- ごようたし
- ごようたつ
- ごようだち
これらの読み方であれば、決して間違いではありません。
とはいえ、現代では「ごようた“し”」という読み方が正しい読み方として紹介されています。
そもそも「達」という漢字には、読みだけでなく意味もたくさんあります。
- とおる。道が通じる。
- なしとげる。果たす。
- とどく。とどける。
- すぐれる。物事によく通じる。
- たっし。通知。命令。
- たち。だち。複数を示す。
5の「たっし(達し)」には、
① 官庁から一般人民、または上級官庁から下級官庁へ通知が出されること。また、その文書。ふれ。
② (「達示」とも書く)上司から部下に出される通知。
③ 江戸幕府で、老中または諸役の上司から下司の者に発した命令。引用元:三省堂 大辞林 第三版
という意味があります。
「御用達」の読みに疑問を抱いた人も多かったと思いますが、「御用達」が“宮中・官庁に物品を納入すること”を意味すること、そして「達し」の読みと意味によって、その読み方に納得できた人も多いのではないでしょうか。
参考文献:達|漢字一字|漢字ペディア
スポンサーリンク