「〇〇〇のはな」という熟語でおなじみ!「高嶺」の読み方、知っていますか?
漢字にはさまざまな読み方があります。馴染みのない漢字と直面したとき、読めなかったり読み間違えてしまったりしたことのある人は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、意外と読めない意外と読めない漢字のクイズを出題します。
本記事で紹介する漢字は、この漢字を使った有名な四字熟語で表せば「知ってる!読める!」という人も多いのではないでしょうか。
「高嶺」の読み方、知っていますか?
「嶺」の字に含まれる「領」や「令」の字から、「こうれい・・・?」と読む人もいるかと思います。本記事で紹介する正解とは違う読み方ではありますが、「こうれい」と読むこともできます。
「高嶺(こうれい)」は
高いみね。
引用元:小学館 デジタル大辞泉
を表します。
でも、もっと一般的な「高嶺」の読み方があります。「高嶺」を使った四字熟語で「ああ!」とひらめくはず!
- 高嶺之花(〇〇〇のはな)
→遠くから見るだけで、手に入れることの できないもの
→あこがれるだけで、自分にはほど遠いもののたとえ
正解はこちらです!
「たかね」です!
「高嶺(たかね)」と読む場合も、「高嶺(こうれい)」と読む場合も、意味は同じです。
たかね
高い山。高い峰。引用元:小学館 デジタル大辞泉
なお「高嶺」は高“根”と表記することもあります。
この「根」は地面に根付く根ではなく、山の頂上を意味しています。山の頂上を表す「根」に、山を神域とみなして接頭語「御(み)」がつき、「御根(みね)」という言葉が生まれました。現代で一般的に使われている「嶺・峰」という漢字は、この「みね」という言葉に当てられたもののようです。
「たかねのはな」と表す際、「高根」より「高嶺」のほうが一般的に思えます。
でも辞書によっては「高×嶺/高根」と表記され、「嶺」が常用漢字ではないことをしっかり示していることも。また新聞では常用漢字を使うため「高根」と表すことがほとんどです。
しかし世の中には「慣用読み」といった、「本来の読み方ではないものの、一般的に広く普及した読み方」が存在します。常用漢字ではない「嶺」を使った「高嶺の花」のほうが一般的な今。いつしか辞書や新聞でも「根」ではなく「嶺」が広く使われるときが来るかもしれませんね。
参考文献
- 明鏡国語辞典2版
- 大辞泉2版
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