「もうりに」ではありません。「妄りに」の読み方、知っていますか?
漢字1文字だと馴染みがあるはずなのに、送り仮名がつくことで途端に読み方がわからなくなる…そんな経験ありませんか?
本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。
今回ご紹介する「妄りに」も、「妄想」などの表現で馴染みのある漢字だと思うのですが、「~りに」の送り仮名で戸惑わされる人も多いのではないでしょうか。
「妄りに」の読み方、知っていますか?
意味を知ると「あ、もしかして!」とひらめく人がいるかもしれません。
「妄りに」の意味は
秩序をみだして。むやみに。わけもなく。思慮もなく。無作法に。しまりなく。
引用元:広辞苑 広辞苑無料検索
です。
辞書の意味の中に、「妄りに」の読みに当てはまる言葉が含まれています。「○○りに」の読み、思い浮かびましたか?
正解はこちらです。
「みだりに」です。
なお、「妄りに」の意味に含まれる「むやみに」。「むやみに」の意味は、
1 結果や是非を考えないで、いちずに物事をすること。また、そのさま。
2 物事の状態が度を超えて甚だしいさま。ひどい。引用元:小学館 デジタル大辞泉
と書き記されています。
ほぼ同義ではありますが、注意書きなどで「むやみに~しないように」「みだりに~しないように」などとあったとき、
- 妄りに~してはいけない
→必要がないのに~してはいけない - むやみに~してはいけない
→必要がなくても良いが、限度を超えて~してはいけない
といったように「妄りに」のほうが規制の意図は強く感じられるかもしれません。
どちらにせよ、「妄りに」「むやみに」には強い意図があります。注意事項にこれらの言葉が書かれているときには、「妄りに」その意図を勘ぐるのはやめて、注意事項の指示に従うようにしましょう。
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