広末涼子、スキャンダル女王が持つ「生まれつきのヤバい才能」とは?
今ではだいぶ下火になった感がありますが、芸能人の不倫が週刊誌を連日騒がせたことがありました。
ベッキーなど人気者が続々と捕獲されていったわけですが、「あの人たち」が検挙されないことに、私はひそかに膝を打っていたものでした。
「あの人たち」のうちのひとりめは、松田聖子。
90年代、連日のように不倫で世間を騒がせた彼女ですが、現在は大学病院勤務の歯科医師と三回目の結婚をしています。
「週刊新潮」(新潮社)によると、ご夫君は最近、某歯科大学の教授となったそうですが、このセンセイと結婚直前まで、聖子は元マネージャー男性と同棲していたと言われていたこともあります。しかし、今はめっきり男性の噂を聞きません。
「清純ヒロスエ」の波乱万丈すぎるオトコ遍歴をおさらい!
ふたりめは、広末涼子。
NTTドコモのポケベルのCMで一世を風靡した国民的アイドルも、39歳。二度の結婚で、今や三児の母です。
日本の芸能界は、美少女を“清純派”として売り出しますが、私は勝手に「……この人はどう考えても清純派ではない気がする」と思っておりました。
案の定と申しましょうか、広末の10代後半は男性スキャンダルに見舞われることになります。
モデル・伊勢谷友介、同じモデルの村田充(この人は現在、神田沙也加の夫です)との交際が報じられ、きれいな顔のモデルが趣味なんだなぁと思っていたところ、俳優の金子賢との交際説も浮上します。
広末はAKBのように恋愛禁止令を背負っているわけではありませんが、割と頻繁にパートナーチェンジをしていたので「オトコがいないと生きていけない」とか「広末に肉料理を食べさせると性欲が高まってしまうので、事務所が肉禁止令を出している」と「FRIDAY」(講談社)が報じたこともあります。
広末は早稲田大学教育学部に自己推薦入試で進学を決め、早稲田は女優・吉永さゆり以来の美女の入学に熱くなります(余談ですが、さゆりサマは一般入試で第二文学部に入学されました)。
しかし、広末はほとんど出席することがなく、退学。また、「FRIDAY」では、クラブで朝まで遊んだ後、千葉の撮影現場までタクシー移動したものの、財布を持っていなかったのであわや無賃乗車に乗るところだったと報じられたこともあります。
いよいよ結婚。それでも続く遍歴と、垣間見える「合理性」
奇行続きの広末が、モデル・岡沢高宏とできちゃった婚を果たしたとき、おそらく多くの人がこの結婚は持たないと予想したと思うのです。
実際、二人は離婚。広末を大学も結婚も続かない、だらしない人と見る人は多かったと思います。この時がイメージの底ではなかったでしょうか。
広末は今度はキャンドル・アーティストのCandle JUNE氏とできちゃった再婚。二子をもうけます。
男性を中心に「広末はカネやカオでオトコを選ばない」と喝采が起きますが、実は夫はかつて女優・井上晴美と交際し、家事を担当していたそうなのです。つまり、夫は実務経験ありの専業主夫。広末のような高収入女性にぴったりではありませんか!
夫と子どもの存在が、広末の勤労意欲を高めてくれたのでしょうか、広末は女優として安定したキャリアを積み上げていきます。
もっとも、不倫騒動もないわけではなかったのです。網タイツをはいた広末が、俳優・佐藤健のマンションに通う姿を「女性セブン」(小学館)にキャッチされたことがあります。が、往年の広末を知っている身としては、この程度なら、なんのなんの。全くノーカウントなのであります。
ヤラカシても大丈夫な「大物芸能人」だけが持っている資質とは?
広末は自身の人生を振り返って、「私の人生、ハチャメチャだから」と笑っています。
「成功の秘訣は、自分を好きになること。私は自分が好きです」と語る。
うん、私もあなたみたいに生まれたら、自分のことが好きだったと思うよと言いたいところですが、自分だけでなく、他人にも寛容な自身を広末は「マリアさまなんじゃないですか? いや冗談です」とボケるあたり、さすがザ・スター。一般人には真似できないことでしょう。
もし唯一参考にできることがあるとしたら、それは広末の体力ではないでしょうか。
広末はアイドル時代、睡眠時間は2~3時間だったと言っていました。これは広末に限ったことでなく松田聖子も同じ。聖子は俳優・神田正輝との結婚でしばらく休業しますが、「夜のヒットスタジオ」(フジテレビ系)で、「これでやっと眠れると思った」と話していました。
その一方で、司会の井上順曰く「聖子は体が丈夫」。
確かに聖子がケガや病気で休養と言うニュースはほとんど聞いたことがありません。
同じく、広末もかなりの体力派と言っていいでしょう。アイドル時代は言うに及ばず、クラブ通い、この少子化の時代に女優として働きながら、三児をもうけ出産している。丈夫でなかったら、できないことでしょう。
「身体が丈夫」で思い出す。魔性のオンナ2人
丈夫と言えば、思い出すことがあります。今でこそ「働き方改革」で、NHKの連続テレビ小説、いわゆる朝ドラの撮影はだいぶラクになったそうですが、昭和や平成の頃は朝早くから夜遅くまでぶっ続けで撮影したそうなのです。
当然、出ずっぱりのヒロインに負担がかかる。歴代の主役たちはバタバタと倒れ、過労で入院したそうです。
しかし、ごく稀にピンピンしている女優がいて、それが大竹しのぶと斉藤由貴なのだそうです。
二人とも魔性のオンナとして名高い女優です。大竹しのぶと言えば、「女性自身」(光文社)に22歳年下俳優とのデートを、斉藤由貴にいたっては「週刊文春」(文藝春秋)に医師との不倫を撮られるなど、二人とも50代60代ながら現役派でしょう。
大竹、斎藤のような現役組も、現段階ではオトコ遊びを封印している聖子広末組も、結局のところ、体力がものすごい。
アラフォーを幸せにするのは、オトコではない?
いつまでもオンナとして現役たれという一部の女性誌の流れで、アラフォーは「オトコがいないと恥ずかしい」と思っている人が多い印象があります。
この年齢になると、男性への興味は若いときと同じく絶えることがない人もいれば、もう全然いらないという人もいます。その辺は無理をせずに、心の声に従えばいいのではないでしょうか。
オトコ云々よりも、アラフォーに必要なのは健康なカラダと体力ではないかと思うのです。何をやるにもカラダは資本です。これからの人生を楽しむために、アラフォーがすべきこと、それは体を鍛えることではないでしょうか。
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