「なかる」ではありません!「中る」の読み方、知っていますか?
小学校・中学校で習った漢字のはずなのに、送り仮名がつくことで「・・・なんて読むの?!」と戸惑ってしまうような言葉はたくさんあります。読めそうで読めない漢字はたくさんありますが、人前で読み間違えることで恥ずかしい思いをするのも事実。
そこで本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。
「中る」の読み方、知っていますか?
「中」という漢字は- 音読み:チュウ・ジュウ
- 訓読み:なか
という読み方があります。「チュウ」も「ジュウ」も「なか」も馴染みがある読み方なのではないでしょうか。ですが「中る」を読むとき、「ちゅうる」「じゅうる」「なかる」と読むことはできません。
「中」にある表用外の読み方が「中る」の正しい読み方です。
正解はこちら!
「あたる」です。
「中る」の意味は、「当たる」と同じです。
1 物事や人が直面、接触する。
2 物事がその状態である。相当する。
3 物事がふさわしい状態になる。ねらいや希望などに当てはまる。
4 物事に探りを入れる。ようすを見る。確かめてみる。
5 受けとめる。担当する。
6 身体などにぐあいの悪い触れ方をする。
7 (「…にあたらない」などの形で)…するに及ばない。
8 (多く「…にあたり」「…にあたって」の形で)何かを行う時・場合になる。
9 野球で、打者がよくヒットを打つ。
10 釣りで、釣り針のえさに魚が食いついた感触がある。
11 サッカーなどで、ゴールキーパーが敵のシュートをよく防ぐ。
12 《「する」が失う意に通じるところから、それを忌み嫌っていう》ひげなどを、する。そる。引用元:小学館 デジタル大辞泉
「中る」を使っても「当たる」を使っても、意味は大きく変わりません。ですが、弓道において「的にあたる」と表現する場合には「中る」が適しています。「的中」という言葉で納得できる人も多いのではないでしょうか。
「的中」は
1 (的中)矢や弾丸が的(まと)にあたること。命中。
2 予測・見当などがあたること。引用元:小学館 デジタル大辞泉
を意味します。
- 意に中る:気持ちにかなう。思っていた通りになる
- 山が中る:思惑(おもわく)があたる。予想・期待どおりになる。
- 肯綮(こうけい)に中る:意見などが、ぴたりと要点をつく。
など、「的中」の意味合いが強いと「当たる」ではなく「中る」を使う方が適しているようです。
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