ごちゃつく「シンク下収納」も○○を見直せばスッキリ。家事が時短できる5つのポイントって?

2019.12.08 LIFE

こんにちは。整理収納アドバイザーで「おデブ収納評論家」、りょんりょんこと豊川令子です。

今回のテーマは「台所のシンク下の収納」。

狭い空間だからこその動線の絡まりやNG収納、見直すべきポイントなど、即実践に移せるものばかりです。参考にしてみてください。

整理収納のメソッドで10キロ痩せを実現したダイエッターでもある私なので、「整理収納」と「ダイエット」の深~い関係についても欠かさずお伝えしていきます。

 

1. シンク下の「動線」を交差させてはダメ!

台所まわりでは火や刃物など「危険」なものも扱います。

 

たとえば、鍋を出して油をしいてトングをとって炒める動線、お皿を出して菜箸で盛り付けてカウンターに出す動線など、体ごと、手元のみ、どちらの動きにも一連の動線があります。

 

ここで大切なのが、それぞれの動きを切り分け、その動線を邪魔させる位置にはものを収納しないこと。

 

こうした「見えない動線の絡まり」は家事ストレスを増幅させます。

 

人の動きは、上下・前後が適切です。クロスさせてはいけません。

 

2. 「第1アクション」最優先の配置でモノ分けを

当然ですが、収納は動線と深く関わっています。シンクでは何をするのか、行動を確認しましょう。

 

洗う、水を入れる、などが基本の行動ですね。キッチン収納では、鍋は鍋、フライパンはフライパンなど、道具で分けて収納することが多いですが、優先すべきは第1アクションです。

 

シンクは水を扱う場所です。シンク下には「水を扱うときに使うモノ」を収納しましょう。例えば、ザルやボウル、水切りネット(生ごみ用)など。

 

鍋でも、加熱から始まるものはコンロ下。みそ汁を作る、茹でるなど、水を入れてから加熱する鍋はシンク下に収納すると、格段にスムーズさを体感できます。

 

よくあるのが、シンク下に調味料やお米などを置いて、ザルをコンロ下や戸棚の中など離れた場所に入れているパターン。そもそもシンク下の湿度の高いところに食品を入れるのは絶対NG、食品が傷みます。即移動です。

 

3. 「立てる収納」が基本。開けたら一望できるを心がけてスムーズに!

「探す」という行動は、家事に於いては不要です。立てる収納はこの「探す」を軽減させてくれます。

 

シンク下には水を扱うモノのほかにキッチンで扱う小物やキッチン雑貨などを収納することもあると思いますが、これらが横たわっていたり、規則性なく収納されているのもまたストレスとなります。なくしていきましょう。

開封口を開けると横向きの収納が優先されますが、写真のように切り取って立てて収納すると縦に引き抜くかたちで取り出すことができます。省スペースになり、残量も一目でわかります。

 

スポンジなどのストック品は次に使うときに備え包装から出しておくなど、収納する際にひと手間、そして立てる。うまく立てられない、開閉時に動いてしまう、倒れてしまう場合は、収納グッズを使うなどして倒れない工夫を。

 

また、ストック品の持ちすぎ、置きすぎはNG収納です。

 

4. 収納ツールは「ないほうがいい」こともある。たとえば洗いカゴ

シンク周りで最もストレスが溜まる家事は、洗浄品や洗浄したものを置くツールの洗浄です。シンクに備え付けのスポンジ立てや洗いカゴは裏面にぬめりやカビが発生しやすく、またこれらは網目状になっているものが多く、案外洗うのも手間がかかり、ストレスです。

 

これがないとダメですか?むしろ無い方が楽だと思えるのなら一度外して「無い」状態でシンクを使用してみて。

 

既に5年近く前から無い状態を実践していますが、スポンジ立てがないことで鍋が洗いやすくなったり、洗いカゴは処分して吸水マットを使用し、これらのツールを洗う=不要な家事を手放すことが可能に。

 

「あるから使わなきゃいけない」というような思い込みを捨てると気持ちが楽になります。

 

ですが、要注意!賃貸にお住まいの方は退去時に原状回復を求められますので、備え付けのものも使わないからと捨ててしまわないように。

 

5. 収納がうまくいかない一番の原因はコレ!「モノが多い」

キッチンのように狭い空間では、作業効率を上げるために厳選してモノを持つことが大切です。しゃもじがいくつもある、使ってないオタマがあるなどは「あるある」で、ザルやボウルなどの水切り用品も重ねられるからと異様な数を持っている人も珍しくありません。

 

また、最近では便利グッズの登場でキッチンは賑やかです。ですが、便利グッズは誰にとって便利なのかを今一度考えてみるのも良いでしょう。空間には限りがあり、入らないと無理やりしまい込むことを考えるよりは、無くても困らないモノを見極めることが大切です。

 

ストレスフリーな収納は、苦手な家事を「好き」にさせてくれる

日々忙しく働く40代女性、暮らしにかかる時間はできるだけ簡潔に済ませたいですよね。

どこのゾーンにも共通して言えることですが、まず最初にそこで何をするかを優先させてモノの配置をするとムダな動きがなくなり、ストレスからも解放されます。一度暮らしを俯瞰してみると良いでしょう。

狭いゾーンだからこそのスムーズな動線確保や収納の仕方は日常を好転させます。当然ながら精神的にも時間的にもゆとりが生まれ、これまでできなかったことができるように。

 

まとめ

キッチンは食、言わば健康や美を管理する場所とも。また、女性の「腕」が試される場所でもあります。

 

モノを溜め込む、ストレスを溜め込む空間=使いづらい、時間がかかる、ストレスが増える、家事が嫌になる。

 

脂肪を溜め込む、ストレスを溜め込むカラダ=体が重い、身のこなしがスマートに見えない、痩せたいと食べたいの葛藤で常にストレス、鏡を見るのが嫌になる、人に会う(出かける)のが億劫になる。

 

その意識は非常に似ていて、どちらも溜め込むクセと常にストレスを感じているのが特徴。これらを見直し、ムダやストレスが省かれることで空間もアナタもスッキリとしていくはず。

 

ぜひ、ご参考までに。

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