知らない間に間違えてる?恥をかかない「新年の挨拶」3ポイント

2016.12.31 WORK

いよいよ今年も残すところあとわずか。明日から新年ですね。お正月の準備は整いましたか?もう旅先の人、今から出かける人も多いでしょうね。

今日は、新年早々失敗しない、挨拶の注意点を簡単に紹介します。

ばったり会うのが誰であろうと、新しい年最初の挨拶、幸先良く上手にできたら素敵ですよね。

何はなくともまずは笑顔。明るく楽しい一年のスタートです

新年にふさわしく、まずは笑顔でいきましょう。どんなに素晴らしい挨拶も笑顔が伴っていなければ、相手に伝わりません。また、笑顔になると、口角があがり、自ずと言葉もはきはきしてきますし、声のトーンもあがります。瞳も大きくなりますから、明るい印象を相手に与えます。新年の挨拶は笑顔が要です。

 

その1 まずは新年の挨拶を

 

「明けましておめでとうございます」
まずはこれですね。敬語表現にした方がいいかどうかですが、確かに「謹んで新年のお慶びを申し上げます」などの丁寧なものもあります。しかし、女性が直接挨拶する場合には、シンプルが一番。そして、ゆっくり丁寧に言いましょう。ましてや次の言葉に焦ってつなげるようなことはしないようにしましょう。

「明けましておめでとうございます。旧年中は……」

とどんどん続きを言ってしまう人がいますが、むしろ相手の頷きを待つぐらいのつもりの方が、ゆったりして好感が持てますね。「明けまして」までは相手の目を見ながら言い、「おめでとうございます」はゆっくりときちんと頭を下げながら言うとよいでしょう。

また「明けましておめでとうございます」と全て言い終わってから頭を深々と下げる方法もあります。こちらはより礼儀正しい印象になります。鏡の前でどちらも練習しておき、挨拶をする相手によって使い分けてもいいと思います。

 

その2 つぎにお礼

 

「昨年(さくねん)は大変お世話になりました」
親しい仲にも礼儀ありで、友だちが相手でもこのお礼の言葉を添えるとぐっと印象は良くなりますね。自分が言われても気持ちの良い言葉は、相手にも伝えたいものです。

具体的に「昨年は、○○の件で、大変お世話になりました」のように、何でお世話になったかも添えると、お互い関係性が思い出されて嬉しいものです。

 

そして3つめは、お願い

 

「今年もどうぞよろしくお願いいたします」

この時にもう一度ゆっくり頭を下げます。「今年もどうぞ」あたりまで相手の顔を見ていると良いでしょう。こちらも、全部言い終わってから頭を下げるという方法もあります。

 

 

自己紹介を入れるとしたら?

勤め先の立場がずっと上の人、子どもの大学の教授など、こちらは相手を良く知っているけれど、相手がそうでない場合もありますよね。そのような場合、どのタイミングで名乗ったら良いのでしょう。それはもちろん最初です。その前に、相手が本人であるかどうか確認も必要です。
「○○会社の○○様でいらっしゃいますか? わたくし○○部の○○です。」
「○○大学の○○先生であられますか? 息子が○○大学で勉強しております○○学部の○○と申します。」

このように、相手を確認した後、自分の立場を名乗ると良いでしょう。そのあと、新年の挨拶を添えます。

 

3点セットを笑顔で渡すだけ

どうでしょう?意外とシンプルでびっくりしたのではありませんか? こんな小中学生レベルの言葉ではなく、もう少し気の利いた大人っぽいものが良いと思うかもしれませんね。
しかし、言葉は盛れば良いというものではありません。挨拶で一番大切なのは、相手が誰であれ、敬意と親愛を示すことです。シンプルな言葉ですが、きちんと心を込めて伝えてみましょう。小難しい言葉よりもずっと伝わりやすくなると思います。

 

「明けまして」はいつまで?

新年の挨拶をするのは、松の内、正月七日までです。関西では十五日までとするところもあります。それ以降の挨拶については、いくら今年初めて会ったと言っても、「明けましておめでとうございます。」はつけない方が良いでしょう。
3点セットのうち、最初の「明けましておめでとうございます。」を除き、それを詫びた挨拶に置き換えれば大丈夫です。つまり「こんにちは」などと普通の挨拶をしたあと、
「新年の挨拶が遅れてしまいまして申し訳ございません。」
「昨年は大変お世話になりました。」
「今年もどうぞよろしくお願い致します」
この3点セットですね。

それではみなさん、よいお年をお迎えください。

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