「ちょうねん」ではありません!「丁年」とは何のこと?正しい読みは?
漢字にはさまざまな読み方がありますが、時に「あれ?どっちの読み方で読めばいいの?」と戸惑うことがあります。
本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。
本記事で紹介するのは「丁年」です。
あまり馴染みのない表現かもしれませんが、「丁年」とは、
一人前に成長した年齢。満20歳。また、一人前の男子。
引用元:小学館 デジタル大辞泉
を意味する言葉です。
「丁寧」や「一丁」などでよく目にする「丁」。「てい」にも「ちょう」にも読めますが、「丁年」は一体どちらの読み方を使うのでしょうか?
正解はこちらです!
「ていねん」です。
「定年退職」などで用いられる「定年」と同じ読み方ですが、「定年」は
企業の従業員が一定の年齢に達したことを理由として退職、雇用契約を終了させること
引用元:転職.jp
を意味するビジネス用語です。
「丁年」は「一人前に成長した年齢」「満20歳」を表しますが、年代を表す言葉は他にもあります。
- 青年
- 壮年
- 初老
「青年」は「青春期」の年代を表し、10代後半~20代を表すことが多いです。男女ともに表すことができますが、男性を指すことがほとんどです。また若さを表すために30代でも使われることがあります。
「壮年」は「心身ともに成熟し、働き盛りとなった年代」を意味します。表される年代に定義はないようですが、30~40代に使われることが多いです。
「初老」は「老境に入りかけた人」を指します。元々は40代を過ぎた人を指す言葉でしたが、時代とともに平均寿命が延び、現代では60代を表すことが多いです。
また「中年」は
青年と老年との間の年ごろ。現代では、ふつう40歳代から50歳代にかけてをいう
とありますが、『NHK放送文化研究所』が実施したアンケートによると、この年代の捉え方に年齢差や性別差が生じたという報告があります。
「中年が何歳から何歳までを表すか」についての回答結果を平均すると、「40.0歳から、55.6歳まで」になりましたが、若い人は「中年」が早く始まり早く終わるものと捉え、年をとるほど中年の開始年齢と終了年齢が遅くなったようです。また女性は男性より、中年の開始・終了年齢を遅く捉える傾向がありました。
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