「おおみそか」ではありません!「大晦」の読み方、知っていますか?
年末年始に近づくこの季節だからこそ、目に入る漢字があります。でも、こういう季節にしか目に入らない漢字のため、「正直、なんて読むのかわかってない」なんて漢字もあるのではないでしょうか。
そこで本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。
「大晦」の読み方、知っていますか?
「大晦」を「おおみそか」と読んだ人もいるのではないでしょうか。「おおみそか」と読む場合には「大晦”日”」と「日」の字を加えなければなりません。「大晦日(おおみそか)」と同じ漢字を使った「大晦」。果たしてなんと読むのが正解なのでしょうか。
正解はこちらです。
「おおつごもり」です。
「日」がつくか否かで読み方がガラッと変わってしまいますが、実は「大晦」も「大晦日」も
一年の最後の日
引用元:三省堂 大辞林 第三版
と意味は同じです。辞書によっては「大晦日」を「おおつごもり」と表記しているものもあります。
ですが、基本的には「日」がついたら「おおみそか」、つかない場合は「おおつごもり」と読み方を覚えてしまいましょう。
「大晦」「大晦日」の語源には、太陰暦が大きく関わっています。現代は太陽暦ですが、かつては月の満ち欠けに基づいて一ヶ月が定められていました。
「晦」は「月が隠れる」という意味をもちます。
「大晦日」の「みそか」は元々「三十日」であり、「月の三十番目の日」を指す言葉でした。それに「晦日」が当てられるようになったのは、太陰暦で15日に満月を迎えて以降、徐々に月が欠けて見えなくなることに由来します。
それが徐々に実際の日にちではなく、「三十一日」や「月の最後の日」を表すようになりました。
参考文献:大晦日(おおみそか)語源由来辞典
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