清原、いまだ銀座泥酔が止まらない。裏切られる亜希の宿命とは?

2020.03.06 LIFE

沢尻エリカや槇原敬之など、芸能人の薬物事件は後を絶ちませんが、その一方で依存を病気と捕らえて、積極的に社会復帰を応援していこうという動きも高まっています。

 

銀座のクラブで豪遊する清原。恵まれた薬物依存者なのか?

2016年に覚せい剤取締法で逮捕された元プロ野球選手の清原和博氏。まもなく執行猶予が明けますが、今月1日、依存症からの回復支援を目的とする厚労省主催のイベントに参加しました。

 

依存症には特効薬がないと言いますが(一度ダメージを受けた脳は回復しないそうです)、清原氏は自助グループに参加しているそうです。「包み隠さず話せることが僕にとってものすごく大きい。回復は皆より遅れているけれど、前進していると思っている」と語ったそうです。

 

清原氏が薬物を乗り越えて、何らかの形で野球に携わることができれば、薬物に悩んでいる人にとって大きな希望になるはずです。

 

清原氏に期待する人は多いと思いますが、東京スポーツが「清原和博、銀座で警察沙汰!尿検査されていた」と報じました。

 

銀座の高級クラブで、仲間と飲んでいた清原氏。つい深酒し、友人と帰る帰らないで揉め、それを見た人が警察に通報したそうです。

 

執行猶予中にお酒を飲んではいけないということはありませんし、薬物検査を受けたところシロだったわけですから、法的に問題はないでしょう。

 

しかし、こういう行動がいい印象を与えることはないと思います。とりあえず、私が思ったのは「清原という人は本当に人を見る目がないな」ということなのでした。

 

どういうお友達かは知らないけれど、ためになる人ではない

清原氏のお仲間がどんなつながりかはわかりませんが、清原氏はスーパースターですから、一緒にクラブ(アクセントはクでお願いします)に行けば女性たちや男性客も一目置くことでしょう。

 

お酒の場ではお金を落とすほうがチヤホヤされますから、清原氏は気を遣う、もしくは見栄を張って、飲みたくもないのに深酒してしまうかもしれません。

 

日本救急医学会のホームページによると、飲酒や精神的ストレスによってフラッシュバックが起こり、覚せい剤を使いたいという欲求が高まることがわかっています。つまり、清原氏の場合、回復のためには、できるだけ飲まないほうがいいと言えるでしょう。

 

今回はセーフでしたが、飲酒がもとでフラッシュバックを起こして薬物を使ってしまったら、これまでの努力がおじゃんになってしまいますし、社会的影響力がある人だけに「やっぱり薬物依存は治らない」という固定観念を与えかねないでしょう。

 

もし清原氏に薬物と縁を切ってほしいと思う仲間であれば、清原氏をクラブに連れて行かないのではないかと思うのです。清原氏から誘われても、いさめるのがベターではないでしょうか?

 

清原氏といるとかっこいい、清原氏といるとトクがある。そういう「おいしい汁」を吸おうとする人にかこまれた結果、薬物にはまってしまったのではないでしょうか。

 

繰り返しになりますが、清原氏は薬物を使用したわけではないので、誰にも責められるいわれはありません。それなのに私が勝手にがっかりしているのは、元夫人の“優しさ”がまたしても台無しになったからなのです。

 

ベストマザーからの転落。夫に足をひっぱられ続ける亜希

元夫人の亜希は、工藤静香らと共に「セブンティーンクラブ」を結成しますが、結果が出せずに解散します。

 

その後はモデルに転向しますが、ものすごくブレイクしていたというわけでもなさそうです。亜希を有名にしたのは、清原氏との結婚でした。

 

ミセス清原として「STORY」(光文社)の表紙モデルになり、二人のお子さんをお受験界の東大と言われると学校に合格させ、ベストマザー賞も受賞します。

 

しかし「STORY」モデルを降板することになります。理由は語られていませんが、週刊誌が報じた清原氏の不倫問題が影響していないとは言えないでしょう。夫に足を引っ張られる形で、亜希は仕事を失ったのです。

 

亜希がフツウのママタレだったら、夫の不倫は自分の人気を高めるチャンスにできたかもしれません。

 

しかし、亜希のウリは社会的地位と収入の高い夫、賢い子ども、美しい私というスロットのスリーセブン並みのレアアイテムがそろってこそ。まさか身内に足を引っ張られるとは、夢にも思わなかったのではないでしょうか。

 

その後、清原氏の薬物使用疑惑を「週刊文春」(文藝春秋)が報じ、夫人は離婚に踏み切ります。

 

薬物使用を否定していた清原氏ですが、2016年には警察に逮捕されてしまいます。本当に何から何まで迷惑かけてくれるなと言いたいところです。

 

亜希、その努力はおそらく報われない。もう見放せば?

清原姓を捨てた亜希は「いいところの奥さん」ウリこそできなくなったものの、モデルとして活躍しています。本人プロデュースのブランドも立ち上げました。

 

シングルマザーとして頑張っていけるのは、亜希のお母さんも離婚して女手ひとつで育ててくれたことが関係しているのかもしれません。

 

「清原亜希 MY STYLE」(集英社)によると、亜希の父親はギャンブル依存だったそうです。

 

心理学では、恋愛や結婚は家族問題の焼き直しと解釈するそうです。ギャンブル依存に苦しめられた亜希が、今度は薬物依存の男性と結婚して離婚するのも道理なのです。

 

ちなみに、アルコール依存の家庭に育った子どもは罪悪感を持ちやすく「私さえがまんすれば」という発想に陥りやすいことがわかっています。意図的に断ち切らないと、同じことが繰り返されてしまうのです。

 

亜希は「HERS」(光文社)で書評の連載を持っており、昨年末、その最終回に清原氏の「告白」(文藝春秋)を取り上げて話題になりました。しかも、「今の姿を応援したい」とエールを送っています。お子さんが望んだという理由で、清原氏との面会も許したと言います。

 

「何度も読んで、私自身の存在を再確認しました。頑張ってる人の背中を押す。それが私の仕事なんだと思った」と亜希は書いていますが、応援した結果が、清原氏は銀座で泥酔ですよ。亜希はいったい何度裏切られているのでしょう。ってか、もう見放したらどうでしょうか。

 

自分のことを本当に大事に思ってくれる人がひとりでもいれば、生きていくことはそんなに怖くないと私は思います。もっとも、それを見つけることができないのが、スーパースターの宿命なのかもしれません。

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