hitomi、松本人志もドン引く鬼嫁ぶりにも関わらず、3回も「結婚できる」ワケ

2020.03.13 LIFE

2020年1月17日放送の「ダウンタウンなう」(フジテレビ系)に出演したタレント・SHELLYが離婚前に、夫婦カウンセリングに通ったと話していました。カウンセラーによっても進め方は違うのでしょうが、カウンセリングはSHELLY一人のときもあれば、元夫と二人で受けるときもあったそうです。

 

オンナが頑張ればカップルの問題は解決するとされる国、日本。

私の友人も夫婦カウンセリングに通ったことがありますが、その時に母親世代のカウンセラーに言われたことは「夫の好物メシを作れ」だったそうです。

 

それとは別の友達が違うカウンセラーにセックスレスの相談をした際にも「おかずを一品多くしろ」と言われました。その程度の助言で結構な値段を請求され、絶望して帰ってきました。テレビでよく見る離婚カウンセラーたちも、口をそろえて「メシ作れ」と言っていますから、これが日本の夫婦カウンセリングの基本なのかもしれません。

 

おそらく「妻が居心地のいい空間を作ることで、夫婦仲がよくなる」と思っているのだと思います。

 

が、夫婦仲をよくしたいとか、セックスがしたいという、夫婦としては当然の欲求を満たすのに、なんで妻の負担を増やさねばならないのかと思うのです。働いている女性にとって、おかずを一品増やすというのはそう簡単なことではないでしょう。

 

昭和や平成中期は男性ひとりの稼ぎで食べていけたわけですから、夫の身の回りの世話をすることは妻の仕事でした。しかし、今は男女平等の考えが浸透してきて、男性もお金のかかる女性や経済力のない女性を敬遠するようになっています。

 

精神的によりかかられるのもイヤだとはっきり言う人も増えてきました。かつてはこういうことを言うと、小さいオトコだと思われるから言わなかったのだと思われます。あらゆる意味で男女平等なのに、結局オンナが頑張れってどういうことだと、結婚に二の足を踏む女性も多いことでしょう。

 

 

ところが、やりたい放題でも「結婚できる」オンナもいる

そんな悩める女性に、「規格外の既婚者」を二人、ご紹介したいと思います。

 

まずは歌手のhitomi。小室ファミリーとして一世を風靡した彼女ですが、現在の結婚は三回目です。一般人男性と結婚したものの離婚。お次は俳優・羽田昌儀と再婚し長女をもうけて離婚。三度目の結婚相手は会社経営者で二人の男児を出産、現在は第四子を妊娠中です。

 

そのhitomiが「ダウンタウンなう」(フジテレビ系)に出演しました。

 

「二回の離婚から、何を学びましたか?」と番組アシスタント・山崎夕貴アナが質問すると「人は変わらない。(好きになると)いいところばかり見て、悪いところは変わると思うけど、かわらない」、この他にも「女性との名刺交換は禁止」、「門限は25時。破ったら、バッグを買ってもらう」「(夫のスマフォを)ガンガンみます」と強気発言を連発。

 

MCのダウンタウン・松本も「ちょっとhitomiさん、怖い」を連発していました。ちなみに好きな人にだけ厳しいわけではなく、マネージャーに対しても同じような態度をとるそうですから、根っからキツい人なのでしょう。

 

「人は変わらない」発言から考えると、hitomiは自分に否がないと思っているふしすらあります。自分にも悪いところがあると思ったら、こういう言い方にはならないと思います。

 

よく結婚で、特に女性は「思いやりや、優しさが大事」「相手の携帯を見るのはNG」「仕事に関することに口を出すな」と言われていると思いますが、このようにやりたい放題やっても大丈夫な人もいるのです。

 

「やってはいけない」とされてることをしても、hitomiが何度も結婚「できている」のは、hitomiに芸能人というブランド、経済力、美貌などのメリットがあるがあることが大前提ですが、「世の中には、キツい女性が好きな男性がいる」「束縛されるのがちょっと嬉しい男性もいる」ということではないでしょうか。

 

オトコに仕事をやめさせる「勝利の女神」がいる

もう一人の「規格外」の既婚者は、亡くなったプロ野球選手・野村克也夫人の沙知代さんです。お二人とももう亡くなられましたが、球界のおしどり夫婦と言われていました。

 

「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS系)によると、二人が出会ったのは高級中華料理店。当時、南海ホークスに所属していた野村監督が食事をしていると、派手な格好をした女性が飛び込んできました。それが当時、ボーリングの会社を経営していた沙知代夫人でした。ママが二人を引き合わせますが、沙知代夫人は野村監督を知らなかったそうです。

 

仕事の話になり、「雨が降ったら、仕事になりませんよ」と答えたことと(当時はドームがなかったので、雨が降れば試合はなかったのでした)日焼けしていたことから、沙知代夫人は「土木工事か何かしている人だ」と思ったそうです。

 

野球選手であることを知った沙知代夫人は自宅に電話を入れ、アメリカ人との間にもうけた息子さんに「野村って野球選手知ってる?」と聞くと、「スーパースターだよ!」と教えられたことで急接近。

 

一方の野村監督は、サッチーの印象について「脚がきれい、顔がおふくろに似ている。英語が喋れて、女手ひとつで息子さんを育てているなんてエラい」と好感を持ったようです。野村監督のお母さまもシングルマザーでした。

 

W不倫ということもあって、二人を見る目は冷たかったそうです。また、沙知代夫人は夫の職場である球場にやってきて、選手に檄を飛ばすものだから、選手や球団にもすこぶる評判が悪かったようです。

 

球団から「仕事を取るか、オンナを取るか」せまられた野村監督は「仕事はいくらでもあるけれど、沙知代は一人しかいない」と言って、ホークスを退団してしまうのです。

 

オンナのために仕事をやめるなんて昭和という時代には考えられなかったことですが、野村監督は迷わなかったと言います。

 

捕手というポジションは最悪のケースを想定してゲームを組み立てる必要があるため、どうしてもネガティブになってしまうそうですが、沙知代夫人は常に「大丈夫よ」と声をかけてくれた。野村監督はそんな沙知代夫人を「勝利の女神」と言っていたそうです。これが相性というやつでしょう。

 

しかし、いいことばかりでもなかったようです。

 

東京生まれでアメリカの大学に留学経験があると沙知代夫人は野村監督に説明していたそうですが、野村監督に話していた経歴はすべて嘘だったそうです。

 

経歴詐称は一般的にはよろしくないこととされていますが、野村監督は「それだけ僕を失いたくなかったんだと解釈している」と答えていました。

 

自分を偽らず、そのままプレゼンしたほうがいい場合が多々ある

破れ鍋に綴蓋、蓼食う虫も好き好き、凸凹という言葉があるように、どんな人にも「合う」人はいます。元から優しくて穏やかでお料理が好きな人はそれでいいと思いますが、hitomiや沙知代夫人の例でもわかるとおり、そうでない女性でもいいのです。

 

私が年を取ってわかったことの一つは、男性は必ずしも強くないということです。

 

引っ張っていってほしい男性、女性の言うことを聞くほうがらくだという人もたくさんいます。ネコをかぶっておとなしいフリをしても、いずれバレてしまいます。「私はちょっと変わってるかもしれませんが、どうですか?」と早めにプレゼンしたほうが時短になるのではないでしょうか?

 

自分を偽って何かの型にあてはめてしまうのは、自分に自信がないからだと思うのです。

 

経歴詐称はおすすめしませんが、堂々と自分をさらけ出したほうがいいのではないでしょうか? 変わり者のカップルの絆ほど、盤石かもしれません。