「ろうか」ではありません。「朗か」の読み方、知っていますか?
どこかで耳にしたことのある言葉であっても、使い慣れていないと読み方を思い出せないもの。本記事でご紹介する漢字も、その表現に馴染みがないと、読み方を思い浮かべにくいかもしれません。
「朗か」の読み方、知っていますか?
「朗か」の読み方は?
「太朗(たろう)」など、男性の名前で見かけることの多い「朗」の文字。「朗」が表す意味を知っている人であれば、「朗か」をなんと読むか、すぐにわかるのではないでしょうか。
ここでヒント。「朗か」は、一般的には「朗らか」と表されることが多いです。「明るいさま」を表し、「〇〇らかな性格」といった風に用いられます。
正解は…
「ほがらか」です。
「朗か(朗らか)」は
1 心にこだわりがなく、晴れ晴れとして明るいさま。
2 明るく光るさま。日ざしが明るく、空が晴れわたっているさま。
3 広く開けて明るいさま。
4 あいまいさがなく、はっきりしているさま。出典元:小学館 デジタル大辞泉
を意味します。
「朗」という漢字は「月光が明るい」様子を示しており、そこから「あきらか」「ほがらか」の意味を表すようになったんだとか!
また「朗らか」は、常用漢字表外の読み方ではありますが、「あきらか」「たからか」とも読むことができます。
「朗」の意味を見ると、
①ほがらか。あきらか。明るい。「朗報」「明朗」
②たからか。声が高くすむ。「朗詠」「朗読」出典元:朗|漢字一字|漢字ペディア
とありますから、「たからか」と読むときは「ほがらか」や「あきらか」が指す意味とは異なります。
ちなみに「郎」が示す意味は…
なお冒頭で、男性の名前に用いられる例として「太朗(たろう)」を挙げましたが、「郎」を用いた「太郎(たろう)」もありますよね。この「郎」には
①おとこ。おのこ。若い男性。
②けらい。他人に仕える者。
③男子の名に添える語。出典元:郎|漢字一字|漢字ペディア
という意味があります。
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