【クイズ】VTRって何の略だか言える?意外に知らない!
テレビ番組などでしばしば「こちらのVTRをご覧ください」と流れます。
「VTR」は何の略でしょう。
家庭用はDVDにかわっても放送業界では現役
答えは「videotape recorder」です。
「VTR」は「videotape recorder(ビデオテープレコーダー)」の略です。ビデオテープレコーダーは言うまでもなく、とは映像信号(ビデオ信号)を記録するテープレコーダーのこと。
世界で初のビデオテープレコーダーは、アメリカのアンペックス社が1956年に開発・発売したもので、大型かつ大変高価なものでした。時代にそって技術が進化すると、白黒画像だけではなく、カラー画像の記録が可能になりました。
当初、VTRはおもに放送局などで業務用に使われるものでしたが、扱いやすいカセット方式の開発も進められました。1969年、ソニーがそれまでのオープンリールとは異なるビデオカセット方式のVTR発表、これをもとに内外各社によって統一規格がつくられ、1971年に「Uマチック」と名づけられたビデオカセットが商品化。それでもまだなお高価であったため、これも業務用に使われることがほとんどでした。
一般家庭向けのビデオカセットとしては、1975年にソニーがベータ(β)マックス方式のビデオカセットを発売、1976年に日本ビクター(現・JVCケンウッド)がVHS方式のビデオカセットを発売しています。ベータマックスとVHSは基本的な部分は同じでしたが、カセットのサイズ等が違い、互換性はありませんが、より広く普及したのはVHSのほうで、そのほかのメーカーの多くがVHSを生産・販売しました。
2000年にBSデジタル放送が始まって以降、家庭向けの映像機器はDVDに変わってゆきました。しかし、業務用VTRはデジタル化し、容量を増やすなど、進化しながら現在も使われ続けているのです。
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