「ていせき」ではない!「定石」の読み方、知っていますか?
漢字にはさまざまな読み方があります。そんな漢字の中には、何通りか読み方があるけれど、どれも比較的馴染みのある読み方のものもあります。ただ、時には「あれ…この場合は〇〇って読むんだっけ?△△だっけ?」と戸惑ってしまうことも。
そこで本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。
本記事で紹介するのは「定石」です。囲碁や将棋経験者には馴染みのある言葉かもしれませんが、ついつい読みたくなる「定」の読み方が誤読を誘います。
「定石」の読み方は?
「ていせき」と読みたくなるところですが、それは間違い。
なお「定石」は
1 (定石)囲碁で、昔から研究されてきて最善とされる、きまった石の打ち方。
2 (定跡)将棋で、昔から研究されてきて最善とされる、きまった指し方。
3 物事をするときの、最上とされる方法・手順。出典元:小学館 デジタル大辞泉
を意味します。
正解は…
正解は「じょうせき」です。
囲碁や将棋のみならず、オセロやチェスでも用いられる表現です。“昔から研究されてきて最善とされる、きまった石の打ち方”を表す「定石」ですが、駒を移動させる将棋やチェスの場合には、最善とされる軌跡通りに駒を進める意味を表すため、「石」ではなく「跡」が当てられています。
「定石」はビジネスシーンでも用いられます。「定石通りに行う」と書かれていたら、「いつも通りに行う」「これまで通りに行う」を表します。また「定石を踏む」と言い換えることもできます。
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