【この食べ物は何?】シッチではありません!湿地は何と読む?
普段はカタカナやひらがなで表記されることが多い野菜や果物の名前。漢字になると咄嗟に何のことだか分からない・・・ということもありますよね。
そこで本記事では、よく考えたら「なるほど」となる食べ物漢字を出題します。
「湿地」は何と読むでしょうか?
もちろん、「シッチ」と読むこともできます。「シッチ」は湿気が多く、じめじめしている土地のことですよね。
しかし、「シッチ」という食べ物はありません。
ただ、「湿気が多く、じめじめした土地」は大きなヒントになります。
そういうところで育つ食材を想像してみましょう・・・。
菌類のような気がしてきませんか?
正解はこちらです。
「シメジ」です。
湿った地に生えることに由来して「湿地」と書きます。
よく考えたらそのまま読めば「シメジ」なのですが、湿地には「シッチ」という別の読み方があるため、ちょっと惑わされますよね。
ちなみに、シメジは「占地」と書くこともあります。
地面を占領するように一面に生えることに由来しています。
「湿地」にしても「占地」にしても、シメジの生え方を表しているのですね。
キノコの漢字表記には、他にもそのキノコの特徴を表しているものがあります。
「滑子」は何と読むでしょうか?
「滑」は、「すべ(る)」「なめ(らか)」などを意味する漢字ですよね。
滑る子、滑らかな子・・・そんなキノコといえば・・・。
これは、すぐに分かりますね。
正解はこちらです。
「ナメコ」です。
ヌメヌメした感触からもともとは「滑らっ子(ぬめらっこ)」と呼ばれていて、それが「ナメコ」になったそうです。
さて、次の漢字は「滑子」のようにキノコの見た目からは分かりません。
「作茸」は何でしょうか?
読み方は、「ツクリタケ」です。
「ツクリタケ」は、あるキノコの和名です。
「作る」という漢字が入っているのは、人工栽培を表しています。
そして、このキノコは「西洋松茸」と呼ばれることもあります。
食用栽培種のキノコで、西洋のキノコ。
正解はこちらです。
「マッシュルーム」です。
ヨーロッパから伝わった人工栽培によるキノコなので、「作茸(ツクリタケ)」です。
ちなみに、英語で「キノコ」全般を”mushrooms”と表現します。
「マッシュルームは好き?」と聞かれたら、キノコ全体のことを言っているので気をつけましょう。
では、次もヨーロッパにちなんだキノコの漢字です。
「西洋松露」は何でしょうか?
読み方は、「セイヨウショウロ」です。
松露とは、海岸の松林の砂地に生えるキノコのことです。
山ではなく浜辺に生えるのも珍しいですが、松露は地中に生える点でも珍しいキノコです。
地上に生えるキノコのように傘を持たず、ころんとした丸い形をしています。
「松の露」という名前もピッタリですよね。上品な名前にふさわしく、高級食材です。
「西洋松露」は、そんな松露の西洋版。
珍しい西洋のキノコと言えば・・・。
正解はこちらです。
「トリュフ」です。
言わずと知れた、世界三大珍味の一つ。
トリュフは、松露のように浜辺に生えるわけではありませんが、地下に生えるキノコという点で松露と同じです。
トリュフを見つけるために、豚やイノシシが使われることはよく知られていますよね。
ちなみに、チョコレートのトリュフは、キノコのトリュフに形が似ていることに由来しているそうです。
スポンサーリンク