渡部不倫「既婚者に近づく女も悪い」山崎アナの発想が致命的にヤバいワケ
アンジャッシュ・渡部建が多目的トイレに女性を呼び出し、そこでチョメチョメ(死語)していたとことを「週刊文春」(文藝春秋)により報じられました。渡部は芸能活動を自粛することになりましたが、不倫をすると芸能活動停止という流れをはからずも作ったのは、タレント・ベッキーだったと思うのです。
蒸し返してごめん、ベッキーの不倫を振り返る
2016年、「週刊文春」(文藝春秋)が、ベッキーとゲスの極み乙女・川谷絵音の不倫をすっぱ抜きます。
2015年にNHK紅白歌合戦に出場し、全国区のアーティストとなりつつあった川谷。一般人女性と結婚していましたが、妻の存在は隠していました。そんな中、ベッキーと出会ってしまった。二人は恋に落ち、結婚を誓い合います。
頭がお花畑になっていたのか、もともと無神経なのか、川谷は妻がいながら、正月にベッキーを実家に連れ帰ります。
ベッキーは子供時代から芸能活動をしていましたが、「将来、ビキニの写真が出回ったら困る」と、水着の写真を撮らせないほど自己管理を徹底していたといろいろなバラエティー番組で話していました。ですが、既婚者の実家にのこのこ行ってしまったのです。恋って怖いな。
「文春」は二人が川谷の実家である長崎を、距離を取りながら観光する様子をカメラにバッチリおさめています。
CM契約を多数抱えていたベッキーは、文春報道後に「質疑なし」の記者会見を開き、「川谷とは友人である」と大ウソぶっこきます。すると、文春は「はいはい、そう言うと思ってましたよ」と言わんばかりに川谷とベッキーのLINEのやりとりを掲載。
ベッキーが記者会見を前に「友達で押し通す予定!笑」と書いたり、川谷が「大切にしたい人がいるって(妻に)伝えた」というような、不倫関係を証明する文言が出てきたのでした。
好感度が高いタレントとして名高いベッキーが、不倫。日本中は蜂の巣をつついたような大騒ぎになりましたが、私は別のことを思っていたのです。
ベッキーを追い込んだのは、誰なのか?従来にない逆襲が始まっている
シロウトがやり返してきよったぞ。
売れたミュージシャンがさんざん支えてくれた一般人の妻を捨て、芸能人と結婚するというのは、珍しい話ではありません。こういうとき、素人は涙を飲んで身を引き、ミュージシャンは「いつのまにか」きれいどころと再婚をするという浪花節的なエンディングを迎えるのが常でした。
なぜ一般人の妻たちは黙って去っていったのかというと、二つの原因が考えられます。
ひとつめは週刊誌が取り上げてくれないから。週刊誌を読む側は、知名度のある人のニュースでないと興味をひかれません。アイドルとアイドルが売り出し中のミュージシャンを取り合うなら面白いでしょうが、一般人ではインパクトが弱い。当然、週刊誌も興味を持つ確率は低くなるでしょう。
ふたつめは、証拠がないから。「不倫をしている」というある程度の確証がないと、週刊誌も取材する価値があるかどうかは判断しにくいと思うのです。そんなとき、LINEのやりとりのように動かぬ証拠があれば、週刊誌を説得する材料となりうるでしょう。
また、川谷とベッキーは長崎の帰省をばっちり撮られていますが、これはスケジュールが筒抜けだったいうこと。
週刊誌がネタ元を明かさないのに決めつけることはいけませんが、この2つの不倫の証拠から考えるに、情報は「川谷側から」流出した可能性は否定できません。これまで泣き寝入りをしてきた一般人も、スマホさえあれば「不倫の証拠」をつかめるのです。
芸能人がシロウトに負ける時代がやってきた
芸能人が一般人に「刺される」ケースは、この後も多発しています。女優・斉藤由貴は一般人男性との不倫を「文春」に撮られて、当初は「家族でお世話になっているお医者さん」と不倫関係を否定していました。
しかし、「フラッシュ」(光文社)に自撮風キス写真と、相手の男性が斉藤のものと思われるパンツをかぶっている写真を掲載されてしまいます。これまた決めつけてはいけませんが、斉藤もしくは相手の男性の携帯に触れられる人と考えると、流出させたと見られる人はかなり限られてくるでしょう。ちなみに斉藤の夫も、男性の妻も一般人です。
不倫ではありませんが、姉のアルバイト先のタピオカ店主とのトラブルが発生した際に、「弁護士立てて、法的処理、いくらでもできるからこれからの出方次第で事務所総出でやりますね」と恫喝まがいのダイレクトメールを送った木下優樹菜は、そのメールをSNSにさらされて、芸能活動を休止せざるをえなくなりました。
現在大騒ぎのアンジャッシュ・渡部建の不倫を告発したのも、シロウトの女性たちです。
有名芸能人と一般人では、経済力や社会的影響力が違います。ゆえに、芸能人は一般人を甘く見てしまうのでしょう。しかし、スマホとSNSがあれば、週刊誌でなくても芸能人を告発できる時代で、ネットの世界は判官びいきということを忘れてはいけないと思います。
「既婚男に近づいてくる不倫女」というその発想がダメ
渡部の不倫で多い意見として、「女性をモノとして扱っている」というものがあります。はっきり言えば、女性を性欲処理の道具として扱ったことが気持ち悪いということだと思いますが、ここにフジテレビアナウンサー・山崎夕貴が異論を唱えます。
「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演した山崎アナは「こういう話題が出たときに『不倫相手の女性を、女性として扱っていない』みたいなトークをされる方が、結構気になっていて」「やっぱり奥さんとしては(不倫相手の)女性に気持ちがない方がまだ許せると思う」と言います。
「(不倫をするにしても)女性に対しての思いやりとか、愛があったら違ったんじゃないかというのは、私からしたらそんなの既婚者だって分かって近づいてきているんだから、思いやる必要はないんじゃないか」とし、番組MCの松本人志も「オレもそう思う」と同意したのでした。
これ、実はオトコの不倫を正当化する可能性があることにお気づきでしょうか?
夫が自分以外の女性とセックスしていたことがバレた。でも、既婚者に近づくオンナなんだから、思いやりのない、便所みたいな扱いのセックスでも仕方ない、それなら許してやる。そう考えているのだとしたら、トクするのは不倫してるオトコだけなんですよ。そりゃ、松ちゃん、同意するわ。
夫の不倫を知れば妻は傷つくし、不倫相手の女性だってひどい扱いをされればむなしい気持ちになるでしょう(そう思ったら、関係は解消したほうがいいですし、そもそも結婚している男性とセックスしてはいけません)。
でも、オトコは全く傷つかないのです。そもそも、オンナのほうが「会いたい」と連絡したとしても、オトコが「会わない」と言えば会えないわけですから、「近づいてきた」という言い方も適当ではないでしょう。
また、オトコが「単なる遊び」「たまっていて、何でもいいからヌキたかった」と言い訳すれば許されてしまうとわかれば、繰り返す可能性は十分あります。
女性よ、痴漢のような「ゆがんだ思考」に絡め取られることなかれ
「認知のゆがみ」という言葉をご存じでしょうか。痴漢は時に「ミニスカートをはいてるのは、痴漢されたがっているからだ」と言い張るそうですが、これが典型例です。どうして認知がゆがむかというと、強いストレスから身を守るため、自分が傷つくのを守るためだそうです。
山崎アナと言えば、売れているとはいいがたい、芸人・おばたのお兄さんとの交際と結婚で話題になりましたが、おばたのお兄さんは一般人女性との浮気を週刊誌に売られてしまいます。この時の経験がトラウマになっているのかどうかはわかりませんが、オトコの詭弁に取り込まれている思考回路になっていないか、考えてみてもいいと思います。