それダメ!勘違いしがちなクレンジング&洗顔方法
スキンケアの基本中の基本、洗顔にまつわる基礎知識
一日の汚れを落とし、明日に備えてスキンケア。そんなルーティーンを毎日やっていると
もし、まちがいがあってもなかなか気づきにくいもの。
下にあげた洗顔、クレンジングの方法やモノ選びで正しいものはあるでしょうか?
1.クレンジング剤の量は肌に負担がかからないように少なめにする
2.ナチュラルメイクの日にはクレンジングは必要ない
3.固形石けんで洗顔が肌にやさしい
4.洗顔料は泡立ちがよいものを選ぶべき
【1…×】使用量問題は、洗顔料に限らず適量で
1つめの質問について。クレンジング剤使用量についてですが、
正解は、少なめにすると肌に摩擦が生じて負担がかかってしまうため
化粧品の表示にある、適量を使用するのがベスト。
クレンジングだけでなく、スキンケア化粧品全体に言えることですが
たいていの方は少なめに使っているのではと思います。
100円玉の大きさ2つ分、など大概表示がありますよね。
それを実際に出してみると、案外多めなことに気づくことでしょう。
【2…×】ナチュラルメイクだってクレンジングが必要
どこまでがナチュラルか、はちょっとおいておいて
下地、UVカット効果のある下地、うっすらとファンデーション、BBクリームなどで
軽めにメイクをしていた場合も、肌はクレンジングでしっかり洗うことが必要です。
肌に化粧品がずっとのった状態だと、時間がたつと空気中の汚れや肌の皮脂を吸着して
酸化。その後、色素沈着する恐れがあったり、肌の汚れが毛穴に詰まり
ニキビへと進行したりと、よいことがありません。
【3…×】固形石けんはすべて肌にやさしいわけではない
ナチュラルなイメージがしてしまう固形石けんですが、
石けんも実は界面活性剤の一つで、むしろ洗浄力が高いものもあるのです。
そもそも界面活性剤とは、もともと混ざり合うことのない
水分と油分をくっつけて乳化させる働きをもつ成分のこと。
肌が弱い人だと、皮脂などをとり過ぎて刺激になるということで避ける人も多く、
悪者扱いされがちです。
たまたま石けんは固形であることと、素材がヤシ油やパーム油などの植物油脂を
原料にしているため、なんとなく刺激が強いものが入ってなさそうという
イメージがしているだけ。石けんそのものが肌の汚れなどの油分とくっついて
乳化させ汚れを落とすという、界面活性剤の働きをしているのです。
とはいえ、石けんにもさまざまな原料があるので、グリセリンやスクロース(砂糖)などの
保湿成分が含まれた、肌に負担のないマイルドな処方のものもあるので、ご安心を。
【4…×】泡立ち=肌に優しいわけではない
もこもこと泡だつ洗顔料のイメージはとても気持ちよさそうで、
ついそれだけで選んでしまいそう。
しかし、泡立ちがよい洗顔料は、肌の摩擦になりにくいというメリットはありますが
脱脂力(脂をとる力)が強くなっている場合があります。
脂性肌だとむいているのですが、肌が乾燥しているタイプの場合
泡立ちで判断せずに、しっとりした仕上がりになるかどうかで
選ぶのが大切です。もし、泡立ちが悪くても、洗顔ネットを使うことで
しっかりと泡立てることができるので、泡立ちのよさだけでなく、
肌の状態や配合されている保湿剤や油分も合わせてチェックしましょう。
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