【クイズ】SPって何の略だか言える?意外に知らない!

2020.07.06 QUIZ

SPと言ってもいろいろありすが、今回は要人の警護に当たるため、常に傍に控えているSP。

 

「SP」は何の略でしょう。

 

SPは選び抜かれた人々なんです

答えは「Security Police」です。

 

「SP」は「Security Police(セキュリティポリス)」の略。日本の警視庁警備部警護課に所属し、要人警護任務に専従する警察官のことです。設立当初、セキュリティポリスはアメリカ合衆国大統領の警護を行うシークレットサービス(SS)を参考に訓練されました。そのため、略称「SP」もシークレットサービスの略称「SS」に倣ったものです。英語の「Security Police」は本来は「公安警察」を意味します。

SPは1975(昭和50)年、三木武夫内閣総理大臣が殴られて負傷した事件(三木首相殴打事件)がきっかけで創設されました。それまでの警護はできるだけ目立たないように要人に寄り添う形でしたが、SPの誕生とともに、存在を明らかにして襲撃の抑止をはかるものに変わったのです。

SPは身長173cm以上、柔道又は剣道、合気道3段以上、拳銃射撃上級、英会話ができることなど、一定の条件を満たした警察官であることが必須条件です。適性を認められた警察官の中で、部署の上司などから推薦を受けた者は、候補者として警察学校等の警察施設で3か月間の特殊な訓練を受けたうえで、さらに選抜された者がSPに任命されるのです。

また、男性のイメージが強いSPですが、女性が敬語対象者になることもあるため、SP全体の2%ほどは女性です。しかし、絶対数として大変少なく、女性の警護にあたるSPも大多数は男性なのが実情です。これは、選抜過程における男女の体力・体格差が影響していると考えられます。

なお、内閣総理大臣が東京から地方へ視察等に行く場合などは、SPではなく近接警護を警視庁の警護第一係が敬語を担当。車列警護と近接警護以外の後方支援を地元県警の警護担当部署が行います。また、天皇陛下や皇族方のの身辺警護は、警察庁の附属機関である皇宮警察本部所属の皇宮護衛官のうち護衛専従の侍衛官が専属で行っており、「行幸啓」や「お成り」の場合は、警視総監、道府県警察本部長は制服に拳銃を帯びて随従するのが慣例となっているため、実はSPはここにもいません。

SPは“SP”の文字をデザイン化した銀色と原色のツートーンのバッジ(通称“SPバッジ”)を上着の衿に付け、大剣に文字が白く染め抜かれた赤いネクタイを締めた地味な色の背広姿がトレードマークとなっていますが、実際には周囲に溶け込めるような姿のことが多いようです。

映画やドラマで活躍するSP、実際の世界でも選び抜かれた精鋭集団だといえます。

 

 

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