【国名クイズ】「かのう」ではありません!「加納」はどこの国?3選
普段、国名はカタカナで表記されていることが一般的ですが、仏蘭西、露西亜、伊太利亜など、漢字でも馴染み深いものはありますよね。
これらの漢字表記は、国名の音に漢字の読みを当てはめているため、漢字の意味など考えずにそのまま読めば、もともと読み方を知らなくても読めてしまうこともあります。
ところが、日本語でも同じ表記で別の意味で使っている漢字だと、意外と素直に読めないものです。
第1問:「加納」はどこの国でしょうか?
国名だと言われなければ、「かのう」さんという人の苗字だと思ってしまいますよね。
「かのう」で読み慣れているため、もうそれにしか見えない!
ここは一旦、頭の中をリセットして、「か」と「のう」以外の読み方を探りつつ考えてみましょう・・・。
正解はこちらです。
「ガーナ」です。正式な国名は、ガーナ共和国。
「加」で「ガー」と読むのは少々強引な気もしますが、「納」を「ナ」と読むのはそのままです。
出典>>【国名クイズ】「かのう」ではありません!「加納」はどこの国?
第2問:「丁抹」はどこの国でしょうか?
「丁」は「チョウ」「テイ」などの読み方をしますね。
「抹」は「抹茶」で使うように、「マツ」と読みます。
しかし「チョウマツ」という国はありません。
チョウマツ・・・チョマッ・・・ちょ、待てよ!と連想できますが、これも国名とは関係ありません。
正解はこちらです。
「デンマーク」です。正式な国名は「デンマーク王国」です。
なぜこの漢字を当てはめたのか、はっきりしていませんが、中国語での音のほうが日本語のそれよりも近いです。
「丁」は中国語で「ディン」と発音し、「抹」は「モォー」と発音します。「ォー」のときに舌先を軽く巻くため、日本語の「マツ」よりは”Denmark”っぽいかもしれません。
「抹」で「マーク」は難しいですよね。
ちなみに、中国語ではデンマークを「丹麦」と表記します。
「丁抹」は日本独自に当てた漢字です。
出典>>【国名漢字】「ちょうまつ」ではありません!「丁抹」はどこの国?
第3問:「尼婆羅」はどこの国でしょうか?
尼のお婆さんの網(「羅」は「網」の意味があります)・・・をイメージしても、その国名には辿り着けません。
「尼」は音読みで「ニ」、訓読みだと「あま」ですね。
「婆」は音読みで「バ」、訓読みだと「ばば」です。
「羅」は音読みで「ラ」です。
「ニ」「バ」「ラ」と並べると、その国名に近づくような、そうでもないような・・・。
分かりましたか?
正解はこちらです。
「ネパール」です。正式な国名は「ネパール連邦民主共和国」です。
「尼婆羅」は当て字ですが、どの文字にしてもなかなか強引です。
中国語でネパールは「尼泊尔」と表記するため、それに倣って「ネ」に「尼」を当てたのかもしれません。
「パー」に「婆」を当てたのは、「パ」と「バ」が似ているからでしょうか。実はネパールは「尼波羅」や「涅巴爾」と表記されることもあります。「波」や「巴」だと「パー」という感じがしますね。
「ル」に「羅」を当てるケースは、「ルーマニア」を「羅馬尼亜」と表記するなど、他の国名でも見られます。
ところで、漢字一字で国名を表すことがありますよね。たとえば、「露」ならロシア、「仏」ならフランスです。
そうすると、「尼」と書かれていたらネパールだと思ってしまいそうなのですが、これが要注意。
実は、「尼」と書かれている場合、インドネシアを表しているのです。
インドネシアは漢字表記で「印度尼西亜」です。「印」はインドを表しますから、区別するために「尼」を使用しているのですね。
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