「こいしたう」とも読めますが…「恋慕」の読み方、知っていますか?
本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。
送り仮名があればスッと読めそう漢字に送り仮名がついていないとき、「え、もしかして読み方が変わるの…?」と戸惑ってしまった経験、ありませんか?本記事では、そんな漢字をご紹介します。
「恋慕」の読み方、あなたは知っていますか?
「恋慕」の読み方は?
「恋慕」をはじめて目にしたとき、私は「え、恋慕う(こいしたう)じゃないの?」と戸惑ってしまいました。「恋慕」を「こいしたう」と読んでも意味は通じます。なぜなら「恋慕」の意味は
特定の異性を恋い慕うこと。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
だから。
でも「恋慕」には送り仮名がついていません。「こいしたう」ではない、本来の読み方を覚えておきましょう。
正解は…
「れんぼ」です。
「恋慕」を使った表現には
- 恋慕の情(こいごころ)
- 恋慕の闇(恋慕の情にひかれ、理性や常識をなくし、正しい判断ができなくなってしまうことを闇にたとえたもの)
- 横恋慕(他人の配偶者や愛人に思いを寄せること)
などが挙げられます。
日常生活に身近な表現ではありませんが、文学作品などを読んでいるとこの表現に出会うかも知れません。
まだある!「慕」がつく言葉
「慕う」「思いを寄せる」などの意味をもつ「慕」ですが、その読みは
- 音読み ボ
- 訓読み した(う)(常用漢字表外)しの(ぶ)
とシンプルです。
「恋慕」のように「慕」が下につく言葉は「〜ぼ」と読む言葉ばかりなので、まとめて覚えてしまいましょう。意味も、「『慕』の前につく漢字の意味+慕うこと」とシンプルで覚えやすいですよ。
- 愛慕(あいぼ)
愛して、懐かしみ慕うこと - 敬慕(けいぼ)
敬い慕うこと - 思慕(しぼ)
思い慕うこと - 追慕(ついぼ)
死者や遠く離れて会えない人などを、懐かしく思うこと
参考文献:慕|漢字一字|漢字ペディア
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