2画めはどこを書く?意外とみんな間違えている「西」の筆順|書き順3選
「今は、ほとんどの文字をスマホやPCで入力するので、正直筆順なんてどうでもいい」と思っている人も多いでしょう。では、文字を書くという機会は、どんなシーンで残っているでしょう。そうですね。冠婚葬祭での記帳、会議の時の板書など、厳粛な場や、皆が注目するシーンでこそ、筆順を見られる場面があります。またそもそも正しい筆順で書くと、文字は美しく書けます。今日は、簡単な文字で、筆順をチェックしてみましょう。
第1問:「西」の一画目は横。では二画目は?
ヒント 筆順のきまりの中には次のようなものがあります。
- 外側と内側では外側が先
分かりましたか?
正解は……
外側のパーツと内側のパーツがある場合、外から書くと覚えましょう。
同じルールは、「円」「内」「肉」などでも適用されます。
※ ここでいう、漢字の各パーツのことは「点画」といいます。
「西」の筆順は図のようになります。
出典>>2画めはどこを書く?意外とみんな間違えている「西」の筆順
第2問:「曲」の一画目はどっち?
- 縦の長い画から書く。
- 縦の短い画から書く。
さて「曲」の最初の画はどちらでしょうか。
正解は……
そう、この「曲」の一画目は、この縦の短い画なのです。では、次はどこか分かりますか?
- 次こそ縦の長い画
- なんとぐるっと囲む画
正解は……
そうです。実は、底の画を除いた囲む画を先に書いてしまうのですね。
それから、縦の画へと続くのです。
ではここで、「曲」の字の筆順を確認しましょう。
正しい書き順で書くと、文字は綺麗に書けます。変換すれば文字が出てくる現代、筆順がばかばかしいことのように感じるかもしれません。
それでも、正しい書き順で書いて、整った文字を見ると「手書きも良いものだな」と思えるでしょう。
どんなに技術が発達しても、そういう手間のある美しさを忘れてはいけないと、心から思います。
間違えていた人はこの機会に覚えなおしましょう。
第3問:「両」の2画目はどこでしょうか?
1 1画目から下に伸びる縦の画を書く。
2 左側の縦の画を書く。
さて「両」の2画目はどちらでしょうか。
正解は……
そう、この「両」の2画目は、この左側の縦の画なのです。
一を書いたら、まずは囲うように書きます。そして、中の「山」を書くのです。
ではここで、もう一度「両」の字の筆順を確認しましょう。
この「両」という字は、左右がつりあっているはかりをえがいた字です。
そんなことを思いながら、この書き順で一回書いてみてください。
てんびんのようにバランスの取れた格好の良い字になったでしょう?
間違えていた人はこの機会に覚えなおしましょうね。
参考:学研「新レインボー小学漢字辞典」
出典>>「両」の2画目はどっち?意外に間違えてる!スポンサーリンク