おしりの冷え、セルライト、生理痛……5分で解消するお手軽ケア3種!
体の疲れや悩みには個人差があるとはいえ、そこには大きな共通の原因もあります。
動かさないから冷える → 冷えるから代謝が落ちて太る → 太るから動かすのが億劫になる → さらに冷える…… という、エンドレスの悪循環。
動かして温める → 温まるから代謝が上がってスマートになる → スマートになったので動くのが楽しくなる → さらに温まって美しく健康になる! という流れにチェンジする方法とは……!?
冷えたおしりを温めたい!
以前の記事でもご紹介したように、おしりというのは脂肪が多いため、とても冷えやすく、温まりにくい場所。
もちろん、脂肪だけでなく「大臀筋」という大きい筋肉もついていますが、そのわりに血管は細くて数が多いのです。
つまり、冷えるとたちまち血行が悪くなりやすく、代謝も落ちて、下半身太りやセルライト、生理痛、便秘、腰痛、足の冷えやむくみにまでつながっていきます。
冷たいおしりを温めるために、今日からすぐできることとしては、
・仙骨(=おしりの真ん中あたりの、平らな逆三角形の部分)をカイロで温めたり、握りこぶしの背でグルグルとマッサージする
・「かかとキック」や「足組みストレッチ」(やり方はこちら)など、簡単なセルフメンテナンスをして動かす
・リラクゼーションサロンで「おしりがこっているので、ほぐしてほしい」とリクエストして、重点的に施術してもらう
などがありますが、今回はさらに、足の冷え・生理痛・セルライトと「おしりの冷え」を一石二鳥で解消する3種類の方法をご紹介しましょう!
1・テニスボールで「おしりの冷え+足の冷え」を解消!
ちょうどこの写真の、握った手の位置は、「梨状筋(りじょうきん)」という筋肉がある場所です。
加齢とともにおとろえて血行が悪くなりやすく、老廃物がたまることで固くなって、足の冷えの原因にもなります。
梨状筋をほぐすための便利グッズは、テニスボール2個。
仰向けに寝て、梨状筋の部分にボールをあてがって体重を乗せ、20~30秒ほどそのままキープするだけでOK!
余裕があれば、腕で体のバランスをとりながらモゾモゾ動いてみても効果はアップします。
(※椎間板ヘルニアや坐骨神経痛など、持病がある場合は無理せずにお医者さんに相談してくださいね)
2・かかとのツボで「おしりの冷え+生理痛」を解消!
足の裏には全身の反射区があり、腰・おしり・子宮・卵巣の反射区にあたるのは、かかとの部分です。
腰痛や生理痛の重い人、生理不順や下半身太りに悩む人は、ここをほぐすと、ゴリゴリ……と面白いほどの音がします。
リフレクソロジーのコースの定番でもありますが、お風呂に入った時などに、ぜひ自分でもやってみましょう。
ボディソープやオイルなどをつけてすべりを良くしてから、親指の関節の骨を使って、ゴリゴリをつぶすようなつもりでほぐすと、体の中心部から温まって楽になり、寝つきの良さが違いますよ!
3・リンパケアで「おしりの冷え+セルライト」を解消!
片足を軽く引いて(かかとが浮かない程度)、引いたほうの太ももの付け根からおしりを通って腰まで、強めの力でさすり上げます。
おしりの横も、斜め上の仙骨に向かってさすり上げます。
下に垂れたり横にはみ出したりしている余分なところを寄せ集めて、ヒップアップ&小尻に近づけるイメージですね。
仙骨のところにはリンパ節、つまり「老廃物のゴミステーション」がありますから、そこへ向かって流し込んで、ついでに握りこぶしの背でグリグリとほぐしたり、軽くポンポンと叩いたりして、完了!
5回くり返してもせいぜい5分くらいですが、これを日課にすれば、おしりの冷えもセルライトも下半身太りもまとめて解消できるかも!?
温めてほぐす、1日5分のケア
子供の頃に、おばあちゃんなどから、
「女の子はおしりを冷やしちゃダメ!」
と言われて、毛糸のパンツを重ねばきさせられていた覚えのある人、結構いるのではないでしょうか?
ヒートテックだのスパッツだの、そんなものがない時代の、なかなかダサいというか野暮ったい代物ではありましたが、たしかに大切なことではあったのですね。
おしりは、まさに「体の要」であるところの腰や、女性の大事な場所である子宮や卵巣を守る骨盤ともくっついています。
「おしりが冷たい」とか「おしりがこっている」という自覚は持ちにくいものですが、生理痛や生理不順、腰痛などに長年悩み続けてきた人が「おしりを温めて、ほぐす」ということの大切さを知ると、一気に楽になることも多いのです。
冷えて固まって疲れて太って、痛い……というつらい悩みスパイラルは、毎日5分、温めてほぐして解消しましょう!
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