
えっ「ひたる」じゃないの!「耽る」の読み方、知っていますか?
漢字にはたくさんの種類がある上、読み方もさまざまです。そのため、パッと漢字で表されたときに「どこかで見たことがあるけど読めない」「漢字自体は知ってるけど、読み方はわからない」など、戸惑った経験がある人も少なくないのでは?
そこで本記事では、意外と読めない漢字クイズを出題します。
「耽る」の読み方、知っていますか?
「耽る」の読み方は?
「〜る」の送り仮名から、「ひたる」「しみる」などの読みを想像した人もいるかもしれませんが、残念ながらそれは不正解。
「耽る」単体だと読み方が思い浮かばない人でも、意味と例文を読めば「あ、もしかして…」と読み方が思い浮かぶかもしれません。
「耽る」の意味は
1 一つの物事に熱中する。夢中になる。
2 動詞の連用形に付いて、他のことを忘れて一心にする意を表す。
で、「物思いに耽る」「読み耽る」などと表されます。
正解は…
「ふける」です。
「耽」の読みは
- 音読み タン
- 訓読み ふけ(る)
で、漢字そのものは「ふける」「夢中になる」などを意味します。「耽」を使った言葉には「耽る」の他に、
- 耽溺(たんでき)
→酒や女など不健全なことに夢中になって、ほかをかえりみないこと。 - 耽美(たんび)
→美に最高の価値を求め、それにひたり熱中すること。
などが挙げられます。
「耽る」は「更ける」と同語源の言葉。「更ける」は“「深(ふか)」が動詞化したもの”だと言われています。「時間的に深くなる→時間が進む」という意味をもち、何に対して時間が深くなるかによって、言葉が細分化されていきました。
例えば「更ける」は
1 夜中に近くなる。夜が深まる。
2 季節が深まる。出典元:小学館 デジタル大辞泉
を意味しますが、「一日のうちで」時間が深くなることを表します。
「老ける」と「蒸ける」も「更ける」と同語源の言葉ですが、「老ける」は「人生(長い年月)の中で」時間が深くなることを表し、「蒸ける」は「『蒸す』という調理工程の中で」時間が深くなること、「蒸かす(ふかす)」ことを表します。
「耽る」 は「あるものごとに熱中している中で」時間が深くなることを表しています。
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