「魚」が「喜」でなんて読む?「鱚」はなんて魚?|漢字クイズ3選
さまざまな言葉を表すことができる漢字。例えば魚の名前は「魚(さかなへん)」との組み合わせで表すことができます。
とはいえ、難しいのはその読み方です。漢字表記や魚の名前に馴染みがある人であれば、「魚(さかなへん)に○○で○○ね!」とすんなり読めると思うのですが、そうでない人にとっては「これって何の魚?」と戸惑ってしまうことも。
そこで本記事では、意外と読めない漢字クイズを出題します。
第1問:「鱚」の読み方、知っていますか?
「魚」が「喜ぶ」と書く「鱚」。ポジティブな印象を受ける漢字ではありますが、ポジティブな印象を受ける「魚」はなかなか思い浮かびませんよね…。
「鱚」は夏が旬の魚で、淡白な味わいが特徴です。天ぷらにして食べでも美味しい魚です。
正解はこちら!
「きす」です。
「鱚」は、スズキ目キス科に属する魚の総称で、沿岸の浅い砂地に生息しています。危険を察知すると砂の中に潜るのが特徴的な魚です。
「魚」に「喜」と書くのは、「きす」の「き」の音を表すためです。「き」の音を表す漢字はたくさんありますが、縁起のいい漢字を当てたと言われています。また、きすの頭がねずみの頭に似ていることから「鼠頭魚」と書くこともあります。
「きす」の音は「岸(きし)」から来ていると言われています。かつて「鱚」は「岸にいる魚」「岸の魚」を表す「キシゴ」「キシコ」と呼ばれていたそうです。「きす」はその音変化だと言われています。
「キシゴ(キシコ)→キスゴ(キスコ)→キス」
他にも味の淡白さや肉質の白さから「潔(キヨシ)→キス」となった説などが挙げられます。
出典>>「魚」が「喜」でなんて読む?「鱚」はなんて魚?
第2問:「鰌」の読み方、知っていますか?
魚の漢字が得意な人の中には、「ます」と答えた人もいるかもしれません。しかし「ます」は非常に惜しいですが、間違いです。「ます」は「魚」+「尊」「鱒」と書きます。
ヒントは「泥鰌」とも書くことです。
「泥」から印象づけられる魚とは何でしょうか。
正解はこちらです。
「どじょう」です。
「鰌」でも「泥鰌」でも「どじょう」と読むことができます。コイ目ドジョウ科の淡水魚です。
「鰌」の「酋」には「ミミズ」の意味があります。「鰌」の字は、ミミズのようにしまった細い魚、ミミズのような形の泥の中に住む魚という意味を持ちます。
出典>>「ます」ではありません!「鰌」はなんていう魚?
第3問:「鰤」の読み方、知っていますか?
「鰤」の答えは皆さんもよく知る、冬が旬の魚なのですが、一般的にカタカナで表記されているため「えっ、漢字ではこう書くの?!」と驚かれる方も多いのではないでしょうか。
ヒントは
- 冬が旬の魚
- 2文字
です。
読み方は思い浮かびましたか?
正解はこちらです。
「ブリ」です。
「出世魚」と呼ばれるブリ。出世魚とは、成長に合わせて読み方が変わる魚のことです。
ブリの呼名は地域によってさまざまです。
- 関東:ワカシ(ワカナ)→イナダ→ワラサ→ブリ
- 関西:ツバス(フクラギ、ツバイソ)→ヤズ→ハマチ→メジロ→ブリ
4年で全長70cmくらいに成長し,これ以上の大きさになったものをブリと呼びます。
出典>>「し」ではありません!「鰤」の読み方、知っていますか?スポンサーリンク