
【岩井志麻子】なぜかモテる女に「共通する会話術」とは?
二人の女性死刑囚には、本人達は否定したいはずの共通点がある。首都圏で捕まったK、地方で捕まったM、ともに肥満体の不美人なのに、男にモテモテだったことだ。
しかも被害者や、難を逃れられた男達には、どうしようもないダメ男は見当たらず、皆それなりの職業や経済力があったり、真面目な人、優しい人と評判だったりした。
女性死刑囚たちがモテる理由
だから「モテたのは、二人とも口が上手いんだ」といわれ、実際その通りだった。
私はMの方は現地に飛んで取材もしたが、このときなんともいえない気持ちになったのは、
「Mはとにかく、男を誉めてくれる。男もいい年になったら、そんな誉められたりしないだろ。でもMは、『あなたいい男ね』『男らしい』みたいに真顔でいってくれた」
と、何人かのMを知る男にいわれたことだ。弱みに付け込む、商売上のお世辞、という受け取り方もできるが、それでも男はいってほしいし、いわれるとうれしいのだ。
Kの場合、婚活をしている体で男を誘うが最初から結婚する気はなく、金を取ったら逃げるか始末する気だったので、何でも話を合わせられ、理想的な結婚相手を演じられた。
インフルエンサーAがモテる理由
知り合いのAも、容姿はさほどでないのにモテモテ女性だ。ただAは一般人なので、本人や関係者を特定されないよう、ちょいと脚色を加えて書くのをおことわりしておく。
さてAは一般人だが、人気芸能人並みのフォロワーを持つ、いわゆるインフルエンサーだ。Aは、狙った男の前で波瀾万丈の人生を語る。高名な富豪の子を産んだ。ある有名芸能人と結婚していた。今は世界的な企業の社長に可愛がられている。
彼らの実名は、決して出さない。口止めされているのではなく、存在しないからだ。
それ単なる詐欺師、虚言症じゃないかと突っ込む人もいる。否定はできないが、なんといってもAは、全身全霊で作り話をするというのか、話しているうちに自分でも自分の話を信じてしまい、嘘をついている自覚をなくし、赤裸々に語る正直な女になっていく。
だからこそ、Aの話は魅惑的だ。Aは、目の前の男を観客にしていく。役柄が憑依した名演技だから、観客もこれは創作とわかってしまっても、もっと舞台を観たくなる。
無神経なバカ正直と、精進しないが故の大根演技は、モテ現場では有効でない。詐欺は論外として、自分もだませるほどの真摯な演技で、恋愛舞台を楽しませる名女優になろう。
スポンサーリンク
【注目の記事】
- モラハラ夫との「家族旅行」は地獄の時間。鬼の形相で怒鳴る夫との観光「もう限界!」妻が黙って向かった先は
- 【熱中症搬送数激増中】実は6月下旬からの「高湿度」が最も危険!「さぼると熱中症リスク激増」の意外すぎる習慣とは?
- 「私の老化度、本当に54歳ぶんなのかな?」更年期以降は全員が気にしたい「自分の生物学的年齢」を計ってみたら衝撃的すぎる結果に
- 超激務ヘアメイク藤原美智子さんが「42歳で思い切って変えたこと」その顛末は?「顔も体も片側だけ引き攣った状態になるまで」働いて
- 更年期後に「消える症状」と「そのまま残る症状」って?7万人のデータが教えてくれる「更年期の真実と、これからの人生」
- 「猫背・巻き肩の54歳がびっくり」着るだけで理想的なS字姿勢が身につく話題のインナーウエアをご存じかしら
- 更年期、どうやって乗り越える?運動、食事、サプリ、そして注目成分「ゲニステイン」まで、更年期の専門医が教えます
- 今の生活が「しんどい」なら「命の前借り」をしている証拠。知らずに「疲れを溜めてしまう」生活習慣とは【医師監修】
- 【徹底検証Hip Fit】はいて1日23分、ながらで使える手軽なヒップトレーニング!SIXPADの女性向けショーツタイプEMSで「ヒップから健康」は叶う?
- 「1年で約6倍」老化スピードが速い人と遅い人、その違いは?美人女医が伝えたい老化を早める3つの原因【医師監修】
- 「一度使ったらやめられない」人気スタイリストも40代編集もリピ買い中の『涼ブラ』って?「滝汗でも不快感なし」「つけ心地がラクなのに~」続々と魅了される理由とは?
- 「お値段にも納得いく手応えです」あのシーズ・ラボのサロンケアが「本当に自宅でできてしまう」1台13役の最新鋭※マルチ美顔器の「ほんとにすごいところ」とは
- 白髪に悩む40-50代女性が「泡クリーム」タイプの白髪染めをセルフでお試し!「もっとはやく使えばよかった」後悔の理由とは?