鈴木保奈美、夫・石橋貴明と危機説も「意に介さない」これだけの理由
人気商売の基本は、“数字”です。
ゆえに芸能人のみなさまはランキングに敏感にならざるを得ないと思いますが、昨年11月に発表されたオリコン調査の「好きなママタレ」ランキングを見て、時代の変化のようなものを感じずにいられないのでした。
「好感度の高い離婚」と、そうでない離婚の違いとは?
今回の目玉は、出産したばかりの女優・北川景子がいきなりトップに躍り出たことと、第2回(2017年)と第3回(18年)で1位、第4回(19年)で2位のゆうこりんこと小倉優子がいきなり圏外に出てしまったことです。
ゆうこりんと言えば、昨年の3月に再婚した夫と離婚危機であることが報じられています。それがマイナスとなってランクダウンしたのだと思います。
しかし、離婚が完全にマイナスとは言い切れないようです。というのも、2017年3月にゆうこりんは、夫の浮気(しかも相手はゆうこりんの事務所の後輩)が原因で離婚しています。ですが上述したとおり、2017年と8年は「好きなママタレ」としてトップを極めているのです。
なぜ1回めの離婚はアリで、2回目はNGなのか。
バツ2には抵抗があるという人もいるかもしれませんが、現代は結婚しているかどうかより、「生活のクオリティー」を視聴者が見ているということなのではないでしょうか。
妊娠中に自分の後輩と浮気したような夫と体面をつくろって一緒にいるよりも、身軽になって子育てに奮闘するほうが、視聴者の勝手な心理としては「見ていて気持ちがいい」。
しかし、同じ離婚でも、身重のゆうこりんを置いて夫が出て行ってしまったとなると「夫もたいがいだが、毎回毎回トラブるのはゆうこりんにも原因があるのでは?」と思われてしまう。
結婚しているからOK、離婚しているからダメという時代は終わっているようです。
鈴木保奈美の「おひとりさま」計画があのサイトで支持を集めた
さて、2021年1月28日号の「女性セブン」(小学館)が、「鈴木保奈美、石橋貴明とギクシャク 別宅購入の『おひとりさま』計画」と報じました。
女優・鈴木保奈美が高級住宅街に3億はくだらないマンションを個人名義で購入したそうです。また、実姉、実母を役員にすえた個人事務所を設立したこと、3人のお嬢さんの子育てがひと段落ついていることから、離婚にむけての準備ではないかと書かれています。
夫である石橋貴明は時代の波に乗り切れず、地上波でレギュラーをなくしています(YouTubeでは大活躍していますが)。
大物芸人とトップ女優の離婚というのは話題になりやすいと思いますが、辛口でおなじみYahooコメントでも「収入があるんだから、いいんじゃない?」「一人になりたいと思っている主婦はたくさんいる」「私も経済的に自立できるなら、別宅ほしいくらい」という保奈美支持の意見が並んだのです。
もしかすると、記事の反響が大きかったのかもしれません。小学館が運営するサイト「NEWSポストセブン」では、「鈴木保奈美 夫・石橋貴明と『ギクシャク説』浮上も絶大なる支持」とし、女性たちが保奈美に羨望のまなざしをむけていると報じたのでした。
トレンディ女優ならではの自由な存在感。「卒婚」需要も喚起したか
石橋と保奈美はそれぞれバツイチで再婚しています。石橋の離婚から再婚までの期間が短いことから、略奪愛なんじゃないかとも言われました。離婚がNG時代の価値観なら、「ほれみろ。略奪なんてするからだ」と言われたかもしれません。
しかし、「卒婚」なる言葉も浸透してきた今、「夫婦一緒にいることがそんなにエラいのか?」「家族を愛していることと、自分の時間を求めることは矛盾することではない」と気づいてしまった人も多いのではないかと思うのです。
保奈美と言えば、若かりし頃、トップ女優でありながら、いろいろな雑誌に「仕事をやめたい」「自分は家とスーパーの往復で幸せになれるタイプ」という意味のことを話していました。
多忙を極めていましたから、肉体的にもキツかったのかもしれませんし、当時、ワケありの恋愛をしていたとも報道されていましたから、いろいろな意味で疲れていたのかもしれません。
しかし、結局は一度引退しているけれども、仕事をしています。
一般人は芸能人にはなれないし、芸能人は一般人には決してなれないと私は思っていますが、やっぱりそういう星の下に生まれているのでしょう。
それに仕事をしていない状態で、仕事のない石橋と一緒にいたら、経済的にもある程度のダメージはありますし、夫婦仲だって悪くなり、それこそ離婚危機を迎えたかもしれません。
浮上・「この星のめぐり」のオンナたちはそもそも強い説
上述したとおり、保奈美は「婦人公論」にて「獅子座、A型、丙午。」を連載していますが、ふとピンときて、ぐぐってみてわかったのです。今、丙午のオンナが熱い!と。
丙午(ひのえうま)は60種類ある干支の一つで、最近では1966年生まれの人が該当します。四柱推命によると「逆境に強い、強運の持ち主」とされています。それがいつのまにか、運気が強すぎるために、婿取り、嫁取りには避けたほうがいいという迷信に変わっていきます。
しかし、こういう不安を伴う迷信というのは浸透力が強い。出生数を見ると、1966年だけガクーンと人口が少ないのです。生むのを控えた人が多いということでしょう。
今、世間で騒がれている女性に、丙午(ひのえうま)の女性がちょいちょいいます。
ご結婚問題が遅々として進まない眞子さまのお母さま、紀子さまは丙午のお生まれです。キャンパスでの出会いを経て、3LDKのプリンセスと言われた紀子さま。自由恋愛を経て、皇統の危機に悠仁さまをご出産された紀子さまは、確かに強運の妃と言えるでしょう。
4年ぶりの夫の不倫を「週刊文春」に撮られてしまった歌舞伎俳優・中村芝翫の妻、三田寛子も丙午。2016年には夫である中村芝翫と三人の息子、計4人が同時に襲名するという史上初の偉業をなしとげました。
結婚前に「笑っていいとも」(フジテレビ系)でタモリと料理を作り、「わけぎ」を「わきげ」と言っていた天然ボケキャラの彼女が、これだけの結果を出すと誰が予想したでしょう。死ぬほど苦労したことは想像に難くないのに、それを表に出さない。ど根性京女の典型なのかもしれません。
「わざわざ離婚という状態にならなくてもいい」新しい考え方
その三田、夫の二回目の不倫で、ネットでは「離婚すればいいのに」と言う意見をちらほら見かけます。
が、今、離婚したら断然損だと私は思います。なぜなら、家柄が続いていくのが使命のおうちでは、跡取りを生んだお母さんは年を取れば取るほど重く用いられるからです。
3人の息子さんにお嫁さんがきて、2人ずつ男の子が生まれるとすると、6人もの歌舞伎俳優が誕生することになります。跡取りがたくさんいることは家にとってプラスですから、その時、寛子は名実共に梨園の頂点に立つと思うのです。
頂上まであと一息なのに、ここでリタイヤしたらもったいない。
離婚したからといって、タレントとしてのイメージが落ちるわけではないように、これから先は不仲だから離婚しなければいけないということもないのです。