恐ろしい…当てはまったら「どんどん貧乏になる」5つのNG行動

お金のことにあまり熱心ではなくても、貧乏になるのは避けたいと思っている人は多いのではないでしょうか。しかし、そのために何かしているという人は少ないようです。

確かに、特別なことをしなくても現状維持はできそうに思われるかもしれません。ただ、気を付けておきたいことがいくつかあります。

今回は、やっていると貧乏一直線になりかねない、これだけはやめて欲しいNGをお伝えします。

 

1・大雑把にでもいいから「家計の収支」を把握していないのは最悪

意外に当てはまる人が多いのではないでしょうか。まず、貧乏を招くいちばんのNGは、家計の収支を把握していないことです。

ただし、完全に1円単位で家計簿をつけていなくてもOK。そのかわり、

毎月の収入

食費

水道光熱費

携帯電話料金

こういった支出がいくらかすぐに思い出せないのは危険信号です。変動もあるでしょうから、毎月およそいくらくらいの収入と支出になっているかは言えるようにしてください。

 

収支を把握せずにいても、今までは特に問題なかったかもしれません。毎月お給料が入って、いつもどおりに生活していれば何とかなっている状態が続くと、意識する必要性を実感しないですよね。

しかし、このコロナ禍、必ずしも日本の経済状態が現状を維持できるとも限りません。収支の把握をおろそかにしていると、とりわけ現金払い以外の方法が増えて支出が目に見えにくくなった昨今、いつの間にかムダな支出が膨らんでも気づけません。

 

この状態を続けていると、「今までどおりにしていて、特に贅沢をしているわけではないのに、なぜかお金が足りない!」ということに。これは、収支を意識することで避けられる事態です。およそでいいので、家計の把握はしておきましょう。

 

また、収支の把握は各支出について、おトクな情報を見逃さない効果もあります。

 

光熱費を把握しておけば、新しい電気プランにするとどのくらいの節約になるか、すぐにイメージできて詳しい情報にアクセスできるでしょう。

 

携帯電話料金は新しい料金プランが各社から発表されています。自分の家計にどのくらいの影響があるのか、ニュースを見る目も違ってくるのではないでしょうか。

 

2・「ごほうび」「スキルアップ」自己投資は現実を見据えて

生活に必要な支出はしっかり把握してコントロールできていたとしても、自己投資が多すぎるのは危険です。

自己投資とは、自分をさらにステップアップさせるためのもの。たとえば、資格取得のためのセミナーやテキストなどの費用、スキルアップのために参加する勉強会などの会費、自学自習のための書籍やDVDなどの代金が当てはまります。

 

投資は、お金を出したら増えて戻ってくることを期待してするものです。

代表的な投資の株式投資で考えると、10万円で買った株式が12万円などに値上がりしたら売って、値上がり益を得ることができますが、それと同じです。

株式は本当に値上がりするか不確定要素が小さくありませんが、自己投資であれば、収入アップにつながって確実に回収できそうです。

 

しかし、投資は回収までの期間がひとつのポイントです。たとえばTOEIC700点を達成すれば会社が手当を月5000円つけるなど、回収できる額が明確なものはよいでしょう。が、一般的にはなかなか収入アップにはつながらない場合が多いものです。

そのため、仮に自己投資をする場合でも、生活費を圧迫しない範囲を計算するのが基本です。

 

オトナサローネ世代はすでにサラリーマンとしての現役期間が20年を切っています。資格取得の場合、定年後に役に立たない内容は、残念ながら回収が難しいでしょう。収入アップ前に息切れしてしまわないように、自己投資はほどほどが肝心です。

 

3・この半年で「特別な支出」が3回あった人は要注意

毎日の牛乳のような生活必需品の支出には厳しくても、特別支出となると財布のヒモが緩んでしまうという人は少なくありません。「特別な今回だけの支出なんだから」と思ってしまうと、あれこれ比較して節約する気力も薄れます。

しかし、毎月の収支を見返してみてください。特別な支出がない月があるでしょうか。おそらく、毎月のように何かしら特別なことがあって、特別な支出があると思います。

 

誕生日や記念日のプレゼント、お祝いなど、事前に見込みの立つものは、予算を決めておきましょう。「せっかくだから」と気前のよいことをしたくなっても、予算を超えることのないように。

もし超えたら、どこかの支出を削って全体の支出は大きく増やさない工夫をしましょう。

逆に言えば、そのような調整ができない支出はしないほうがいいのです。後から自分が困ることになったら、お祝いの晴れやかな気持ちが台無しになってしまうのではないかと思います。

 

また、病気やケガで急に病院にかかるなど、予想がつかない特別な支出もあります。

コロナウイルスの感染拡大防止のため、在宅勤務になった方も多いと思います。急に勤務環境を整えるために家具を買ったり、支出も膨らんでしまったかもしれませんね。急ぎのものは、比較検討が十分できなくても仕方のないことでした。

しかし、だからと言って際限なくお金を出せるわけではありません。

 

このような予想外の緊急時の支出に対しては、緊急予備資金として100~300万円程度はすぐに現金にできるようにキープしておきましょう。

そして、使ったら必ず補充して緊急予備資金が枯渇しないようにします。

 

「特別だから仕方ない」、という言葉は家計には危険なキーワード。特別な時こそ、支出には慎重になりましょう。

 

4・「これからの時代は投資」と言われてまんまと乗っちゃダメ

さて、貧乏になりかねないNGは、支出に限ったことではありません。慣れない投資をしてお金を失い貧乏に転落、というケースもあります。

在宅勤務、外出自粛の中で、時間的なゆとりができた人が増えました。そのためか、株式投資や投資信託を始める人も増えています。低金利政策のもと、預貯金だけでは資産は増えず、投資を積極的に考える人も多いのでしょう。

 

投資を始めるなら、まずは少額でリスクの小さいものからスタートするのが基本です。そして、慣れてきたら徐々に投資金額を増やし、リスクをとりつつもリターンが狙える投資先を選ぶようにしていくことをお勧めします。

投資先は、自分が理解できるものを選びます。投資の神様とも言われるウォーレン・バフェット氏も、自分が理解できないビジネスには投資しないと言っています。

 

株式投資なら、投資先はその会社の扱っているビジネスがわかる範囲を選びます。不動産投資なら、住んだことのあるエリアや、探したことのある間取りなど、どんな物件なのかが理解できるものに。外貨に投資するなら、その国の情勢がわかるものに。

投資ですから、プラスになることもあればマイナスにもなります。トータルでプラスになるように、自分なりに投資先を組み合わせるのが長続きのコツです。

 

とりわけ、退職金を受取ったり、相続でまとまったお金が入ったりした人は要注意です。こういったお金は、老後の資金にもなる大切なもの。増やすことは大事ですが、減らさないことはもっと大事です。

大金を得て気が大きくなり、よくわからない投資先に投資した挙句一文無し、ということだけは避けたいですね。

 

5・「何も考えずに」そのまま寝かしている普通預金はお金を捨てたも同然

しかし、投資を避けてとりあえず元本保証だから、という理由だけで普通預金にお金を預けっぱなしは得策ではありません。

貯蓄用に作った口座にお金を預けたまま、引き出しや預け入れなどの取引が10年以上ないと「休眠口座」となり、NPO法人などの民間公益活動のために活用する、休眠預金等活用法が始まっています。つまり、預けっぱなしだと自分のお金が使われてしまうということ。

 

子供の頃は長かった10年ですが、大人になってからの10年はあっと言う間だと感じませんか。思い当たる口座がある人はチェックしておきましょう。

休眠預金になっても手続きをすれば、預金を引き出すことができますが、手間がかかって少々大変なようです。

 

また、銀行では口座開設は無料、通帳も無料で作ってもらえます。しかし今後は、一定期間で取引のない口座は口座維持手数料がかかったり、紙の通帳は有料になったりする流れです。

 

そのため、これからは金融機関選びや口座選びも、しっかり比較検討していく必要があります。

 

何も考えずに普通預金に預けっぱなしにしていたら、残高がいつの間にか減っていた!ということにならないように注意してくださいね。

スポンサーリンク