「はとのくび」ではありません。「鳩首」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「鳩首」です。
「鳩首」の読み方は?
「鳩首」は
人々が寄り集まって、額をつきあわせて相談すること。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味を表します。
「はとのくび」と読みたくなるところですが、こう読んでしまうと「鳩首」の意味ではなくなってしまいます。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「きゅうしゅ」です。
「鳩」にはハト科の鳥の総称を表すだけでなく、「あつめる・あつまる」「やすんずる・やすらか」といった意味があります。鳩首の「鳩」はこの「あつめる・あつまる」の意で用いられています。
他にもある!「動物+体の部位」の言葉
鳩首のように「動物の名前+体の部位」の言葉は他にもあります。以下の漢字の読み方を知っていますか?
- 猪口
- 猿股
- 蛇足
- 蛇腹
- 羊歯
- 雁首
- 牛耳る
正解は
- ちょこ(お酒を飲む杯のこと)
- さるまた(男性が履く丈の短い厚手の下履き)
- だそく(いらないもののこと)
- じゃばら(蛇の腹のような形をしたもの)
- しだ(シダ植物のこと)
- がんくび(頭の俗語)
- ぎゅうじる(組織をしきること)
です。
蛇の腹のような形をしたものを指す「蛇腹」やシダ植物の並んだ葉の様子が羊の歯に似ていることからきている「羊歯」のような由来のものもあれば、当て字のものもあります。
由来が最も衝撃的だったのは「牛耳る」です。
牛耳るの由来は中国の故事成語「執牛耳(牛耳を執る)」からきています。中国の戦国時代、諸侯※が盟約を結ぶ際、誓いの儀式として、生贄の牛の耳を切りその血をすする慣習がありました。今の時代から見ると、なかなか強烈な儀式ですよね。
※古代中国で、天子から封土を受け、その封土内の人民を支配していた人。(出典元:小学館 デジタル大辞泉)
参考文献
- 鳩|漢字一字|漢字ペディア
- 日本語倶楽部編『読めないと恥ずかしい漢字1500』(河出書房新社、2006年)
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